地層処分の理解を深める大学生の会(岡山県)

- 団体の設立経緯・概要
- 私たちは地層処分に興味を持った大学生と社会人からなる有志団体。地層処分は電気を使っている私たちが認知し、社会課題として考えなければならないことなのに、そもそも多くの人がこの事業を認知していなかったり、他人事のように考えていたり、知識が不十分であったりするなど理解を深める必要があると痛感した。この問題を特に将来を担う私たちの世代に知ってもらうために、まずは実際に自分たちの目で見て知識を深めていく必要があると考えたので、六ヶ所村の原燃PRセンターの見学を希望した。
見学を通じて得たことや学んだことは、主にSNSで発信していきたいと考えていて、広報イベント等を実施する際にも併せて発表を通じて広く認知を拡大していきたいと思っている。
- 企画者の感想
地層処分の前段階として、核燃料サイクルがどのように行われているのかを学習でき、安定した電力確保や安全安心な生活の為に、様々な想定や対策が行われていることを理解した。また、人工バリアの一つであるベントナイトを用いた実験を説明会で実施頂いたが、実際にどのように活用されるのかを学ぶことができ、今後地層処分について説明や発信を行う際には、今回学んだ知識や実感したことを踏まえた、より具体的な内容を伝えられると考えている。一方で地層処分について説明する際に多くの工程が数十年や数百年以上といった長期間にわたること等、多くの人に自分事としてとらえてもらうためには具体的かつ現実的なイメージを持った説明を出来るようにするのが今後の課題であると考えている。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- たくさんの方から様々なことを教えていただくことが出来たため、貴重な経験となりました。
- 原子力発電、放射性廃棄物についてとても勉強になりました。
- 長い時間をかけないと進まないissueだと思いますが、関係者の皆さんがこれまでさまざまな創意工夫やトライアルを重ねてこられた知見を元に、若い世代の理解者を増やすために「わかりやすく共感性の高いプレゼンテーション」をクリエイトすることが有効ではないかと思います。