活動レポート

福井県立大学経済学部 桑原ゼミ(福井県) 
  • 活動内容
    • 日本原燃(株)見学会
  • 日時
    • 2024年9月10日(火)~11日(水)
  • 参加者
    • 11名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 当ゼミナールでは、地方財政の問題を軸足に、様々な課題について取り組んできた。とりわけ、福井県や石川県に立地する原子力発電所等の見学会は20年近く続けており、技術的な問題のみならず、地域経済への影響についても学んできた。例えば、先進国との技術交流や途上国への技術移転、資源・環境問題との関連、原子力に関する報道・メディアが及ぼす影響、窯業や医療、廃炉ビジネス、地場産業育成との関わりなど、社会科学的視点からの考察も必要である。だが二次資料を用いた座学での教育には限界があり、現場の専門家による説明のもとで、技術的な原理とともに、上記分野に関しても体験から学ぶことが必要であると考える。今後も、偏った主観を排除し、科学的かつ包括的に地域・社会を学びたいと考えている。
  • 企画者の感想
      経済学部、特に地方財政等を専門としているゼミナールであったことから、地元の方々のお話を聞き、深い学びに繋がった。
      また、電源三法交付金により整備されたホールや診療所、港湾についても現地を見せていただけたこと、事前にお伝えした学生の興味に沿うよう、新全国総合開発計画時から現代に至るまでの経済的背景と次世代エネルギーを見据えた整備状況についても補足くださった点は望外の僥倖となった。
      当ゼミナールのモットーであるSeeing is Believingを体現してくだった企画に感謝するとともに、多大なるご尽力をいただいたことにお礼申し上げます。   
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 視察前は、再処理施設のみに着目しており、周辺の環境整備等について考えたことがなかった。電源三法交付金によって整備された文化施設や医療センター、尾駮レイクタウンの街並みも見て、再処理施設の建設による地域のメリットが良く分かった。
    • PRセンターや実際の施設を見学したことで、事前の勉強会での知識に加えて再処理工程についての理解がさらに深まった。
    • 映像や原寸大に近い模型を用いたご説明により、再処理工程等を体感することができた。
    • 施設内部での見学に際しては、セキュリティの厳重さや自然災害・緊急時の備え等、何重にも対策を講じていることが見て取れた。実物であることの緊張感も、現場ならではの学びであった。