活動レポート

日本大学危機管理学部 中村ゼミナール(東京都) 
  • 活動内容
    • 勉強会、日本原燃(株)見学会
  • 日時
    • 2024年8月1日(木)~2日(金)
  • 参加者
    • 14名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 日本大学危機管理学部における正規授業科目「ゼミナール」として組織された団体である。ビジネス法を中心に企業活動および企業と地域活動について学修・研究している。当ゼミナールは、危機管理学部学部生2年生、3年生、4年生から構成されている。当ゼミナールの原子力発電に関連する活動としては、2016年12月9日に「福島復興本社の取組について」(東京電力ホールディングス株式会社福島復興本社様)、「福島第一原子力発電所の現状について」(東京電力ホールディングス株式会社立地地域部原子力センター様)等ご講演を通じてゼミナールにおいて、原子力発電所問題を通じて企業と街づくりについて議論を続けてきている。
  • 企画者の感想
      これまで、東京電力様のご協力で講師を派遣して頂き原子力発電および福島原子力発電所廃炉問題についてご講演頂いていた。この問題は、学生の関心も高く本ゼミナールにおいても企業の社会的責任の観点からこの問題を取り扱ってきた。この度、六ケ所原燃PRセンター、六ヶ所再処理工場を見学させて頂き技術的な知識を得たこと、六ヶ所村ご出身の方からの説明や、NUMOから最終処分場候補地の地域住民との交流等、現場の生の声をお聞きできたことは、学生にとって勉強になったとともに大きな刺激を受けることができた。
      費用的支援および事前学習、現地視察、職員の方の随行等ソフト面でのご支援にも心より御礼申し上げます。
      今後の課題としては、今回の視察で得た技術的な知識を前提に、情報発信者側のスキル、情報受信者側のスキルについてゼミナール生とともに更なる研究を進めたいと考えている。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 私をはじめ学生が原子力発電、地層処分等に対して一層真剣に考える機会を頂けたこと感謝しております。また、今後、このような不可欠な施設と地域との共生について、ゼミナールで研究を進めていきます。ご支援ありがとうございました。
    • 廃棄物は必ず出るものであり、また人体に有害なものであることから必ず処分すべき土地を用意しなくてはならないということを理解することができました。また、今回の見学に参加するまでどういう活動であるのか存じ上げなかった為、発電所が今後も稼働し国民がその恩恵を受け続けるとともに使用済燃料を保管する以上、もっと国民に周知すべきであると感じました。
    • 六ケ所村原燃PRセンターでの職員の方々の丁寧なご説明で原子力発電に伴う概要や課題から実際に六ヶ所村で行われている再処理など原子力発電のサイクルについて理解を深めることができ、非常に有益な時間でした。また理解を深めた後に実際に施設を見学することで最終処分場がまだ決まっていないことに対する問題意識が高まりました。今後もこのような見学会があれば参加したいです。
    • 放射性廃棄物にかなり近いところまでいって見学ができたり、PR館でも工場見学のための事前学習をする機会を与えていただき、活動の流れが出来ていて理解しやすかったです。また、変に意見を押し付けるような場面等もなかったため、その点についても見学者に考えることを留保している点で良いと思います。
    • 普通に生活していたらあまり知ることが出来ないことも詳しく聞くことができ、とても勉強になりました。