交流学習 開催レポート
- 交流学習とは・・・
2021年度から、学習団体が他の学習団体の活動(講演会、シンポジウム、意見交換会等)に学び自団体の活動に活かす取り組み(交流学習)についても本事業でご支援を開始しました。これにより学習団体同士の連携が促されたり、今後の活動企画のヒントに繋がることを期待しています。
- 実施日
- 8月13日(第1回)、9月24日(第2回)、10月29日(第3回)、11月19日(第4回)、12月17日(第5回) 計5回実施
- 参加団体
- 特定非営利活動法人 放射線線量解析ネットワーク(RADONet)
静岡大学 社会合意形成研究会参加者
- 参加者
- 第1回:15名、第2回:18名、第3回:15名、第4回:14名、第5回:12名
- 実施内容
<ワークショップ> 全5回 オンライン開催
RADONet主催によるオンラインワークショップを計5回実施。そのワークショップに静岡大学等の学生が参加。
第1回ではRADONetの山野氏による「高レベル放射性廃棄物の課題」をテーマとした講演後、自分の意見や感想をベースに意見交換を実施した。
第2回以降は、外部講師による社会的課題解決、リスクコミュニケーションについての講義、また自分の意見をGoogleスライドに書き込み意見交換を実施する等様々なテーマについてワークショップを行った。
その他、NUMOの講師による包括的技術報告書をもとにした講義では地層処分事業について技術的側面から学んだ。基礎的な知識を習得し、さらに他の参加者の意見を聞くことで知識を深めた。
- 実施日
- 参加団体
- 沖縄エネルギー環境教育研究会
特定非営利活動法人 放射線線量解析ネットワーク(RADONet)
静岡大学 社会合意形成研究会
- 参加者
- 実施内容
<見学会・意見交換会>
従来、RADONetは六ヶ所村にお住いの方々との意見交換を組み込んだ日本原燃の見学会を、静岡大学 社会合意形成研究会は、日本原燃若手職員(静大OB・OG)との意見交換を組み込んだ見学会を独自で実施していた。
今年度は、沖縄エネルギー環境教育研究会も加わり3団体合同にて日本原燃の見学会や六ヶ所村にお住まいの方々との意見交換を実施した。
- 実施日
- 参加団体
- 科学技術コミュニケーション研究所 もっと知りもっと語る会
エネルギーミライズ
- 参加者
- 実施内容
<勉強会・意見交換会>
「もっと知りもっと語る会」が主催して、外部講師を招へいした勉強会に「エネルギーミライズ」が交流学習の枠組みを活用して参加し、「技術者と一般の人々との認識の壁をどう越えればよいのか」をテーマとした講義を聞いた後、3グループに分かれて意見交換を実施した。
- 実施日
- 参加団体
- 学術フォーラム「多価値化の世紀と原子力」
東京学芸大学附属国際中等教育学校
原発のごみ処分を考える会
松江エネルギー研究会
京都教育大学附属京都小中学校
茨城県つくば市立谷田部東中学校
- 参加者
- 実施内容
<中学生サミット>
高レベル放射性廃棄物処分を巡る諸問題について次世代層(中学生、高校生)同士で情報を共有し、対話を重ねることなどを通じて、主権者としてのコンピテンシーを養うことを目的としている。処分問題の諸側面を理解・共有し、自らの意思決定の道を開くために、中高生の視点で「自分ごと化からOurs化(私たちごと化)」を模索する中で、対話を深めていくのが当面の目標。この目標のもとに、全国から中高生などが参加した。
中学生サミットは毎年実施しており、今年度は全国から集まった参加者が北海道内にある原子力発電所(泊発電所)の見学と文献調査を行っている神恵内村を視察し、自分達で学んだことや感じたことなどについてダイアローグ(対話)を実施し最終的に〝KAMOENAI CALL 2023〟を協創し全国に向けて発信した。
- 実施日
- 参加団体
- エネルギーミライズ
科学技術コミュニケーション研究所 もっと知りもっと語る会
- 参加者
- 実施内容
<見学会・意見交換会>
1日目は浜岡原子力発電所を見学、高レベル放射性廃棄物が発生するスタート地点である原子力発電所の概要、専用プールで一時保管されている使用済燃料の保管状況や処理過程を学んだ。2日目は意見交換会を開催、1日目の浜岡原子力発電所見学の振り返りにより理解を深め、また、エネルギー環境教育をテーマに参加者間で意見交換を実施、課題解決の多くのヒントを得た。
- 実施日
- 参加団体
- 静岡大学 社会合意形成研究会
沖縄エネルギー環境教育研究会
- 参加者
- 実施内容
<勉強会>
静岡大学における学際科目「静岡県の防災・減災と原子力」において、沖縄エネルギー環境教育研究会が開発した「『誰がなぜゲーム』で考える地層処分問題」ワークシート教材を活用した授業を実践した。
授業には「沖縄エネルギー環境教育研究会」が交流学習の枠組を活用して参加し、静岡大学の学生に混ざって活発な議論が行われた。
- 実施日
- 参加団体
- 特定非営利活動法人 放射線線量解析ネットワーク(RADONet)
静岡大学 社会合意形成研究会
沖縄エネルギー環境教育研究会
学校法人 福井学園 福井南高等学校
- 参加者
- 実施内容
<シンポジウム> ハイブリッド開催
各団体の活動紹介を行った後、次世代層の参加者によるテーマ:「若い世代が考える地層処分のあり方」についてパネルディスカッションを実施した。その後、地層処分に関する5テーマについてグループに分かれ意見交換を行い、参加者同士の考えや理解を互いに深めた。