活動レポート

大学生による地層処分を学ぶ会(岡山県) 
  • 活動内容
    • 勉強会、日本原燃(株)見学
  • 日時
    • 2023年12月26日(火)~27日(水)
  • 参加者
    • 14名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 我々は地層処分に興味・関心を抱いた有志学生で集まった団体である。勉強をしていく中、地層処分事業は何万年という未来に関わる話なのに、我々含め多くの人が認知していなかったり、知識が不十分であったりと認知度の低さを痛感している。そこから、この問題をどうやって若年層に知ってもらうか考えている中で、まずは実際に自分たちの目で見て知識を深めていく必要があると考え、六ケ所村原燃PRセンターの見学を希望した。今回学んだことは、SNSで発信し、情報を広げていきたいと考えている。また、広報イベント等を実施する際にも併せて発表等を通じて同年代にも広く認知を拡大していきたいと思っている。
  • 企画者の感想
      今回の参加者は過去に全員、地層処分についての勉強会にweb参加済みであるため、ある程度知識のあるうえでの今回の勉強会であったが、2時間という時間をかけて対話型全国説明会資料にない情報も含めて説明いただくことができ、質問をして理解を深めることもできたのでよい機会であったと感じる。
      今まで説明や資料だけでの知識だった地層処分について、自分たちの目で見て学ぶことができ大変貴重な機会であった。百聞は一見に如かずというように実際に見ることで地層処分の規模も知ることができた。さらに参加していた学生たちは今後の活動に今回得た知識を活かそうと意気込んでいた。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 勉強会を経てから見学ができたので理解が高まった。実感の無かった部分に関して、実際に見ることで想像に具体性が増した。
    • 原子力発電所の終始のメカニズムを現地に赴いて自身の目で見て確認し、理解を深めることが出来た為、非常に有意義な時間を過ごせたと思う。どうしても福島第一原子力発電所の問題で、マイナスのイメージを多くの人が持っていると思うが、今日学んだ知識を周知させ、合意形成に努めていかねばならないと感じた。
    • 当初、原子力発電について複雑な思いがあった。日本でエネルギーの自給自足は重要だが、人体への安全に問題があるから使うのに不安を感じていた。しかし、今回の活動に参加して周辺の環境と調和しつつ、原子力発電を促進させることが未来において必要だと感じた。
    • 今回実際に講習会や施設見学に行ってみることによって事業の規模感や安全対策、情報漏洩への対策などを肌で感じられた。地層処分の問題や廃棄物の処理再利用の流れなどを知れたのはよかった。
    • 大学の講義で再生可能エネルギーについて触れたことがあり、原子力発電のメリットを知った上で再処理などの安全性について詳しく知りたいと思っていた。実際にしくみについて現地で詳しく解説いただき、地層処分へのイメージが変わった。
    • 説明だけで今まで聞いていたところを模型や実際の工場を見て規模感が分かって良かった。
    • 原子力についてニュースの情報しかなく詳しく知らなかったが、今回の処分方法などを見て安全のために様々な対策をなされていること、地域との共生の仕方、そして将来への計画など聞くことができ、原子力に対する安心度が高まった。