活動レポート

ムラカミ会(北海道) 
  • 活動内容
    • 勉強会、日本原燃(株)見学
  • 日時
    • 2023年12月13日(水)~14日(木)
  • 参加者
    • 13名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 当会は防災用品や装備品等の取り扱い業務を行っている企業の経営者などが情報交換や勉強会を通して社会貢献の在り方を計る会として平成25年に発足した。主な活動として年4回の定例勉強会と生産現場等への見学会を開催している。近年は社会情勢の急激な変化に伴う資材の高騰や入手困難といった問題にもこの会の連携により知見を得て対応してきた。また、企業のコンプライアンスを確立する体制づくりなども勉強会で進めている。今年度は生活に欠くことのできないエネルギー・原子力、高レベル放射性廃棄物の地層処分について、認識を深めることを目的に本支援を申し込んだ。
  • 企画者の感想
      報道などで見聞きする情報では知ることができない高レベル放射性廃棄物の処分状況やそれに携わる多くの方の『安全』に対する努力がよく分かった。また、実に長い期間を経て放射能が減退する仕組みや、ガラス固化体の放熱を自然風で冷却する方法を解説頂き、あらためて放射性廃棄物の処分は手間のかかる仕事だと感じた。見学においては、事前の勉強会のおかげで内容も把握ができ、各所で説明をしていただいた担当者も丁寧な対応で理解を深められた。実際にウラン鉱石や核燃料の実物模型、処分施設の建屋の規模を見ることで、核燃料の再処分に係る規模の大きさを実感として知れた。核燃料サイクル施設を受け入れている六ヶ所村をバスで巡ったが、村内は大変良く整備されており、その経済効果は目を見張るものがあった。ネガティブな報道が多い印象のある原子力発電関連の情報だが、この視察や勉強会を経験したおかげで、原子燃料リサイクルの安全性を深く知ることができた。この体験はエネルギー問題を考える上で大変有意義な知見を得ることとなった。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 原子力発電やその処分方法について考える機会がなかったため、色々勉強会で聞きながら自分で理解を深めることができたので良かった。
    • 現状、原子力は必要ないと思いながら稼働その他、意外と無関心であった。原発の恩恵を受ける身として廃棄物の処分サイクルについてもっと関心を持っていく必要があると思った。
    • 火力に頼らない電力供給として原子力は必要と理解しつつも、この放射性廃棄物の処分の大変さを知ると悩ましい。人間はとんでもないものを発明、製造してしまったんだなと実感した。
    • 一般社会で生活していたら得る事ができない知識を獲得できた。今後も機会があれば新しい情報を自身で調べたい。
    • 原発推進派なので、どこまで安全にかつ迅速に進んでいるかが知れてよかった。
    • 高レベル放射性廃棄物の最終処分は必要だと思っていたが、具体的に可能なのは、地層処分しか現状ではないというのがわかった。
    • 安全を追求する姿勢に大変関心した。関係各位の努力に対し、心から感謝である。こうした姿を多くの人々に知ってもらったほうがよいと思う。