北陸原子力懇談会(石川県)
- 団体の設立経緯・概要
- 北陸原子力懇談会は、北陸の産業経済人が中心となり、1977年10月に設立。主に原子力の開発・利用と放射線利用の促進ならびに原子力産業の発展に寄与することを目的としている。主な活動としては、エネルギーを取り巻く世界情勢や3E・エネルギーミックスの重要性、そして原子力や放射線の有用性・安全性などについて、地域の皆さまに正確な情報を提供し、エネルギーや環境問題等に関心を持って頂くとともに、ご理解を深めて頂くべく、講演会や研修会、見学会などの事業を展開している。
- 企画者の感想
原子燃料サイクルの概要は知っていたが、濃縮・再処理事業を実施する工場や埋設事業を実際に見ることで、サイトの大きさや地層処分の安全性を再認識することができ、非常に有意義な視察であった。参加者には当初「高レベル放射性廃棄物」に対する漠然とした不安があったと考えられるが、視察後、安心の声も聞こえ、視察会を実施して良かったと思った。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- 初めて原子燃料サイクル施設を見学し、ウラン235を遠心分離機を使って濃縮したり、使用済燃料からウランとプルトニウムを取り出したりするなど、科学的な処理が行われていることに驚嘆した。日本だけでなく、イギリスやフランス等の国と連携し放射性廃棄物を徹底管理されていることや、場所を提供して下さっている六ヶ所村の方々に心から感謝いたします。
- 40年前、フランスで原子力発電所や再処理工場を見た際、原子力がすっかり市民権を得ているように感じた。それに比べると日本はまだまだ原子力アレルギーが強い。見学など、もっとオープンな形を取れないか。
- とても多くの方が働いていることに驚いた。低レベル放射性廃棄物については、しっかりとした道筋があることが分かった。
- 正しい理解をもっと多くの人に知ってもらう必要があり、啓発していかなければならないと思った。
- 大勢の人が関わり大変重要な仕事をしていることや、このような事業を推進している人に感謝の気持ちを持った。
- 現地で施設を見たり、説明をしていただけて参加前よりは、理解を深めることができた。
- 説明がわかりやすくよく理解できた。これからもがんばってください。