わかさ東商工会 有志の会(福井県)
- 団体の設立経緯・概要
- 当商工会は平成19年4月1日に美浜町商工会・三方商工会・上中商工会が合併し、「わかさ東商工会」として設立され、お互いの事業の発展、地域の発展のために総合的な活動を行う団体である。当商工会の管内には、関西電力美浜発電所が立地しており、最終処分あるいは中間貯蔵にしても地域住民の理解が大前提であり、行政・我々のような経済団体が率先して取り組まなければ先に一歩も進まないと考えている。当然、安全第一で行末を議論しなければならない。高レベル放射性廃棄物の最終処分については、避けて通れない喫緊の課題であると認識しており、この課題(方向性)を将来の子供たちに先送りしない(残さない)ためにも、私たちの世代で解決しなければならない最重要課題であると考えている。そのためにも、原子力発電所立地地域、電力消費地域にかかわらず国民一人一人がこの問題を直視し、議論を深めなければならない。まずは立地管内である自らの地域が率先し考える機会を作っていくべきと考えている。今回、有志の会を立ち上げ、地層処分とは、原子燃料サイクルとはなど、施設の現場を視察し、理解することから始め、専門家を招聘し研修会、講演会を実施し、啓蒙活動を通じて会員や地域住民への理解浸透に努めることを目的とする。
- 企画者の感想
エネルギー資源の少ない我が国において、「原子燃料サイクル」は重要な取組みと認識している中、現地で一連の流れなど説明を受け、視察できたことは貴重な体験であった。MOX燃料工場の竣工が2024年上期の予定であり、原子燃料サイクルが順調に軌道に乗ることを懇願する。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- 六ヶ所村は2回目でしたが、前回は15年くらい前に行きました。福島の事故前だったので今日はかなり変わったと感じました。
- 規模の大きさに驚きました。六ヶ所村の人々に感謝します。日本のために国民全員で考えなければならないと思いました。
- 最終処分場の選定は難しいと感じました。
- 参加しないとわからないことが多い。地域振興のみを考えているのでは、考え方が少なすぎる。なぜ必要なのかを理解すべきである。
- 六ヶ所村という地名はよく耳にしていましたが、日本原燃株式会社の名称・会社の概要などは初めて知り、いま一度頂いた資料をしっかり精読しようと思いました。