大阪大学交渉学研究会有志(大阪府)
- 団体の設立経緯・概要
- 交渉学研究会は大阪大学の学生団体である。同団体は、毎年12月に東京で行われる「大学対抗交渉コンペティション」での優勝を目指し、活動を行っている。昨年度は総合7位入賞を果たした。同団体放射性物質学習班は、同団体会員を発起人とする有志団体である。発起人は大阪大学安全衛生管理部の髙橋賢臣先生の元で福島県大熊町・飯舘村をフィールドとして環境中の放射線や復興の課題について学習や活動を行っている。夏季休暇中に本事業に関心のある有志を募り、同班を設立した。
- 企画者の感想
昨年度から学習会参加等を通じて高レベル放射性廃棄物地層処分事業に関する知見を深めてきたが、現地に足を運び、自身の目で直接みて、気になったことを質問する過程でさらに造詣が深まった。また初学者を連れて参加することで、地層処分に関する情報を多くの人に発信し、巻き込むことができたことが一番の喜びであった。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- 通常立ち入れないエリアまで含めて見学でき、日本の核燃料の利用から処分までを学べたので良かった。長期に安全に保管する体制が整っていると感じた。
- ほとんど知識を持っていなかったが、模型やわかりやすい解説により楽しく学ぶことができた。大規模で時間とお金のかかる事業と聞いていたが、実際訪れて体験し、技術的な面や建築など様々な分野で多くの人が関わっていると知ることができた。
- 大型の模型を見ることで、非常に分かりやすい形で原子力発電における様々な工程について理解を深めることができた。現地のセキュリティ体制を体験することで、安全確保のための取組を実感することができた。
- 見学の内容が非常に充実しており、素晴らしいと感じた。特にPR施設の大型模型を用いた説明は非常にわかりやすく良いと感じた。また実際に原子力施設の敷地内に入って見学できたのも貴重な体験であった。
- 原子力発電が大々的に進められていない理由として、地震等が危ないこと以外に廃棄をどうするかについてが良く挙げられるが、今回の見学で放射性廃棄物は予想以上にムダなく処分が進められていると知れた。
- これまで放射性廃棄物について詳しく勉強したことがなかったため、予備知識が薄い状態でのスタートだったが、事前講義も含め非常に丁寧に1から説明いただき、とても貴重な機会を頂けたと感じた。