地層処分事業の学習活動に参加いただいた団体の皆さま等の全国交流会
開催レポート
日時
2023年2月11日(土)
13:00~16:45
場所
ベルサール東京日本橋
参加者
59団体、74名
主催
資源エネルギー庁、原子力発電環境整備機構(NUMO)
第1部
開会挨拶
下堀 友数 経済産業省資源エネルギー庁 放射性廃棄物対策課長
地層処分事業にかかる最近の動向 今年度に実施した取組み等について
高橋 徹治 原子力発電環境整備機構 地域交流部 部長
講演
髙橋 昌幸 氏 北海道神恵内村 村長
活動事例紹介
浅井 佑記範 氏 福井南高等学校 教諭
石﨑 悠也 氏 京都教育大学附属高等学校
・資料PDF
情報提供1
情報提供2
活動事例1
活動事例2
パネルディスカッション
テーマ
『次世代とともに語る地層処分と未来』
ファシリテーター
川上 和久 氏 麗澤大学 教授
パネリスト
片岡 春雄 氏 北海道寿都町 町長
浅井 佑記範 氏 福井南高等学校 教諭
橋本 ゆうき 氏 東京都市大学
石﨑 悠也 氏 京都教育大学附属高等学校
・映像は
こちら
アンケートより
科学的に安全というだけでなく、地域の方々に寄りそうことが大切だと感じました。
自分の隣の家がお墓になると嫌。それは科学的ではなく精神・心理的なこと。これは地層処分でも同じことだと話を聞いて改めて感じました。
自分ごととしてどうとらえてもらうかというのは私の中でのテーマですが、高校生の考えた4つのステップ「知る・関連付ける・話し合う・発信する」について納得できました。実際、実行できるか分かりませんがこのステップはテーマを考えるには良いと思いました。
納得しながら聞かせていただきました。皆様の熱意が伝わってきました。
科学的な根拠での理解はできても”不安”がある。そこをどうしていくかが難しくも大切であると感じています。
神恵内村長の話で、対話を積み重ねていく中で、村民の方々の興味と関心を引きだしながら理解を得るような工夫をされていること、今後文献調査に名乗り出る地域をいかにして増やすかということのご苦労を感じました。
メディアは寿都町をネガティブに発信するのではなく、この問題を議論していこうという考えで発信していただければ、次の文献調査の自治体があがっていくと思います。地層処分問題を周りの人達に考えていただくには、ネガティブ発信はダメと感じました。
長年地層処分に関する活動に取り組んできて、寿都町と神恵内村に手を挙げていただけたこと、次世代が自分ごととしてこの問題に取り組んでいることに、感動と期待が持てました。
それぞれの人たちが、それぞれの立場から地層処分に対して考え行動していることがわかり、ユニークだと思いました。すばらしいパネラーの方々でした。
神恵内村長が地層などを調べてもらえることは「防災に役立つ」と語られていて、文献調査を受けるメリットは、多岐にわたると感じました。実際に当事者のお話を聞いて初めて分かることがあると思いました。
寿都町、神恵内村の勇気ある行動で日本のエネルギー安全保障に光をさしていただいた事は忘れてはならない。
学習支援事業が着実に成果をあげ、特に若年層についていろいろと活動が行われている事が理解できました。
大学生、高校生の話は正直びっくりした、しっかりした考えをもっている。
寿都町長の「人ごとにしない特別視しない先送りしない」という話は町の分断の反省からなるほどと思いました。
貴重なお話をうかがえました。若いパネリストの方々も堂々とご意見を話されている様子に、これからの期待が高まりました。
地層処分について次世代の未来ある考え方を知る事ができ、力強さを感じました。また、地層処分のことを自分ごととしてより身近に感じる事ができました。
高校生、大学生が地層処分について関心を持ち勉強している事に対し大変頼もしく思いました。
地層処分について理解していたつもりでしたが、パネルディスカッションでは、ちがう角度からの意見、思いが聞けてより地層処分に対する興味を持つことができました。
第2部
3つのテーマに分かれてのグループワーク
グループワーク1 『自分ごととして捉えてもらう情報発信とは?』
グループワーク2 『自主企画でできる「あんなこと」や「こんなこと」』
グループワーク3 『文献調査地域が出てくるために私達ができること』
アンケートより
色々な地域や年齢層の方との話し合いは楽しかった。
NUMOの実験を参考に改良し、小さな子供でも分かるように実験をリメイクした経緯の話が参考になりました。
教育関係者でグループ構成いただいたので、話の内容が焦点化されて良かった。
各団体の成果と課題がよくわかりました。
立場や状況が異なる方々の意見や考えは面白かったが、すぐに役に立つようなものはなかった。可能であれば、同じような立場や状況(教育ならば教育)の者同士で情報交換や考えの交流を行うことができれば良かった。
推進と思う人たち、反対の意見の人たち、一緒になって議論を尽くさねば、と仰る方が印象に残りました。
他者の方の意見は気づきが多いです。今まで気がつかなかった事がわかります。
まだ挑戦していない自主企画事業の状況、どのようなことを行っているのかを知れたのは非常に収穫でした。
自分たちの団体がこれまで行ってきた活動で、今後より地層処分へ興味を持ってもらう方法についてのアドバイスを他の団体の方達からいただけました。
原子力施設立地県の方の意見はとても参考になりました。