交流学習 開催レポート
- 交流学習とは・・・
2021年度から、学習団体が他の学習団体の活動(講演会、シンポジウム、意見交換会等)に学び自団体の活動に活かす取り組み(交流学習)についても本事業でご支援を開始しました。これにより学習団体同士の連携が促されたり、今後の活動企画のヒントに繋がることを期待しています。
- 実施日
- 参加団体
- 学校法人 福井学園 福井南高等学校
原発のごみ処分を考える会
- 参加者
- 実施内容
<教科横断型授業(プレ学習会)>
7月14日実施の全校生徒対象教科横断型授業(本学習会)のプレ学習会として、地層処分の基礎知識を学ぶ学習会を実施。大飯原子力発電所や幌延深地層研究センター見学の様子、昨年度より実施している原子力に対する意識調査等の活動紹介を実施。また、外部講師による地層処分に関する講義を行った後、グループワークを実施するなど生徒同士だけでなく教員、外部招へい者を交えた様々な立場の参加者が一同に会して議論することの有意義さが確認された。
- 実施日
- 参加団体
- 学校法人 福井学園 福井南高等学校
原発のごみ処分を考える会
学術フォーラム「多価値化の世紀と原子力」
- 参加者
- 実施内容
<教科横断型授業(本学習会)>
7月7日に1年生を対象に実施された教科横断型授業(プレ学習会)を踏まえ、全学年対象の特別授業を開催。外部講師およびNUMO職員を交えて地層処分に関する講義やグループワークを実施。「地層処分を進めるにあたってどう合意形成を図るか」をテーマに学内外を問わずグループに別れ、より疑似社会に近い状態で対話を実施。
- 実施日
- 参加団体
- 原発のごみ処分を考える会
学校法人 福井学園 福井南高等学校
- 参加者
- 実施内容
<見学会・意見交換会>
1日目は、経済産業省資源エネルギー庁を訪問し意見交換会を開催。自らがどのように地層処分を知り、関心を持ったのかという経験を通じ、どうすれば多くの人に地層処分に関心を持ってもらえるかについて意見交換会を実施し、参加者にとって理解の深化が図られた。
2日目は、科学技術館の「地層処分」展示を視察。館内の地層処分シアターを3Dで視聴したり、「放射線を見てみよう」のワークショップに参加することで理解を深めた。その後、NUMOとの意見交換会では、地層処分と社会の合意形成を学ぶために開発されたボードゲームを体験。ゲーム実施後はそれぞれのグループがゲーム結果を発表した。
3日目は、電力中央研究所我孫子地区センター(千葉県我孫子市)を視察。遠心載荷岩盤模型実験装置、ヘリカルX線CT装置、人工バリア性能評価装置等を見学。断層をCTで検証する研究やベントナイト実験等の説明。
- 実施日
- 参加団体
- 学術フォーラム「多価値化の世紀と原子力」
学校法人 福井学園 福井南高等学校
球陽中学校 サイエンス部
東京学芸大学附属国際中等教育学校
京都光華中学校
原発のごみ処分を考える会
- 参加者
- 実施内容
<中学生サミット>
地層処分事業を進めていく中で課題となっている「高レベル放射性廃棄物」について次世代層(中学生、高校生)に知ってもらい、将来、高レベル放射性廃棄物の処分地として受入れる自治体が出てくるには、どうしていくべきか?そのためには、まずなにをするべきか?を中高生の視点で「自分ごと化(Ours化)」し解決案や意見を共有することが目的。今回は北海道内にある原子力発電所(泊発電所)の見学と文献調査を行っている神恵内村を視察し、自分達で学んだことや感じたこと等についてダイアローグ(対話、意見交換)を実施。
- 実施日
- 参加団体
- 放射線線量解析ネットワーク(RADONet)
静岡大学 社会合意形成研究会
- 参加者
- 実施内容
<第一回 ワークショップ> オンライン開催
RADONet主催者の山野氏による高レベル放射性廃棄物の課題をテーマにした講演を実施。その後、講演に関する自分の意見や感想をベースにグループワークを実施。
ワークショップの最後には、各グループでの議論内容やまとまった意見を発表し、全体共有を行った。
- 実施日
- 参加団体
- 放射線線量解析ネットワーク(RADONet)
沖縄エネルギー環境教育研究会
静岡大学 社会合意形成研究会
- 参加者
- 実施内容
<見学会・意見交換会>
従来、RADONetは六ヶ所村にお住いの方々との意見交換を組み込んだ日本原燃の見学会を、静岡大学社会合意形成研究会は日本原燃若手職員(静大OB・OG)との意見交換を組み込んだ見学会を独自で実施していたが、今年度は沖縄エネルギー環境教育研究会も加わり3団体合同にて見学会や六ヶ所村にお住まいの方々との意見交換を実施。
- 実施日
- 参加団体
- 放射線線量解析ネットワーク(RADONet)
静岡大学 社会合意形成研究会
- 参加者
- 実施内容
<第二回 ワークショップ> オンライン開催
外部専門家講師による地層処分に関する課題をはじめ、課題解決に向けて検討する必要のあるアジェンダ案について講義を実施。その他、イギリスで開催されたコンセンサス会議で市民パネルの討論結果内容等を紹介。
- 実施日
- 参加団体
- 放射線線量解析ネットワーク(RADONet)
静岡大学 社会合意形成研究会
- 参加者
- 実施内容
<第三回 ワークショップ> オンライン開催
リスクコミュニケーションの専門家講師による、理解と信頼の構築について、危険認知のバイアスについて等、幅広い視点で考える内容の講義を実施。
- 実施日
- 参加団体
- 放射線線量解析ネットワーク(RADONet)
静岡大学 社会合意形成研究会
- 参加者
- 実施内容
<第四回 ワークショップ> オンライン開催
NUMO技術部西川氏を講師に、NUMOの包括的技術報告書をもとに地層処分事業について技術的な面から学んだ。学生や学校教員から多くの質問があり、基礎的な知識を習得するとともに、同世代だけでなく世代の異なる参加者との意見交換を実施。
- 実施日
- 参加団体
- なでしこ会
エネルギーミライズ
若者と地層処分を考える会
- 参加者
- 実施内容
<勉強会>
地層処分に関する基礎的な学習から一歩進み、わが国における地層処分の歴史という先進的なテーマでの勉強会であることから、交流学習の枠組みを活用して他団体に紹介し、参加を促した。
講師に原子力学会SNW坪谷氏、NUMO高橋氏による講演を行う他、団体の希望により東京電力による福島第一発電所の現状に関する講演会を実施。
- 実施日
- 参加団体
- 放射線線量解析ネットワーク(RADONet)
静岡大学 社会合意形成研究会
- 参加者
- 実施内容
<第五回 ワークショップ> オンライン開催
外部講師を招へいしたワークショップに静岡大学等の学生が参加。参加した大学生たちは、自分の意見をGoogleスライドに書き込み意見交換を実施。様々な意見交換ができたことで、「事象を伝えること」「共に考えること」「共に行動すること」を体験でき議論の深化を促すことができた。
- 実施日
- 参加団体
- 参加者
- 実施内容
<見学会・意見交換会>
福井南高等学校主催の、六ヶ所村等におけるゼミ交流会(見学会+意見交換会)にESD勉強会が参加した。日本原燃の見学会や六ヶ所村にお住まいの方々との交流を行い、新たな気づきを得るとともに、同世代だけでなく世代の異なる参加者との意見交換によって議論の深化を促すことができ対話の輪を拡げることができた。
- 実施日
- 参加団体
- 参加者
- 実施内容
<勉強会・報告会>
地層処分だけではなく放射線のことも勉強することでエネルギー問題の理解促進を目指してきたこともあり、前半では外部講師による放射線の勉強会を実施。後半では今年度の幌延深地層研究センターの見学や意見交換会など、今年度の松江エネルギー研究会としての活動成果報告会を実施した。
- 実施日
- 参加団体
- 静岡大学 社会合意形成研究会
沖縄エネルギー環境教育研究会
- 参加者
- 実施内容
<勉強会>
毎年開催している静岡大学における学際科目「静岡県の防災・減災と原子力」において、沖縄エネルギー環境教育研究会が開発した「『誰がなぜゲーム』で考える地層処分問題」ワークシート教材を活用した授業を実践。同じカリキュラムを履修する学生同士で活発な議論が行われた。同時に合意形成の難しさを体験することができた。
- 実施日
- 参加団体
- 沖縄エネルギー環境教育研究会
静岡大学 社会合意形成研究会
球陽中学校 サイエンス部
- 参加者
- 実施内容
<授業検討ワークショップ>
会員の授業実践などの活動状況を報告・共有するために沖縄エネルギー環境教育研究会が主催する授業検討会へ静岡大学の学生が参加し、見学した内容を動画に収めた報告を行った。現役教員および教員を目指す学生なども参加し、一連の活動を通して得られた知見や地層処分をテーマにした授業実践等が共有され、次年度以降も両団体で連携して活動を継続することが確認された。