地層処分の未来を考える会(高知県)
- 団体の設立経緯・概要
- 今年10月、近畿大学にて行われた「原子力発電から未来のエネルギーを考える」というイベントをきっかけに「地層処分」という言葉を初めて知り、興味・関心を抱いた。その中で、地層処分事業は将来にわたって若者世代が向き合わなければならないことにもかかわらず、私たちも含め知識が不十分であり、認知度が低いと痛感した。近いうちに社会人となり、未来の日本を担う私たち大学生が地層処分事業について理解を深め、向き合っていく意義があると考え、この考えに賛同した大学生らによって団体を立ち上げる運びとなった。まずは現場を自分たちの目で見て身近な問題として捉え自分ごとにする必要があると考え、日本原燃の見学を希望する。
- 企画者の感想
事前勉強会では、どうしても理解が不十分であったりイメージが湧かなかったりする部分は生じていた。しかし、原燃PRセンターでの模型等による解説や、再処理関連施設の視察を通して、燃料リサイクルの過程や安全管理等についての理解が深まり、現地へ訪問し、現物もしくはそれに模したものを自分の目で見ることの重要性を感じた。また、日本原燃の社員さんに実際に話を聞く機会もあったことから、より深みのある視察となった。今回の視察から知り得たことを一人でも多くの人に周知していきたい。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- 事前勉強会のNUMOさんのお話が印象的だったが、実際に現地に行くことで想像以上の体験ができたので、就職の進路の1つとして考えたくなった。
- 初めての活動で緊張も軽くしていたが、すぐに打ちとけることができ、様々な地域について知ることができて面白かった。厳重に管理され、一般人には普通縁のない施設に入ることができ、報告会のことを忘れて楽しむことができていた。 報告会はどんなことをすればいいのか想像がつかないが、今日のことをなるべく思い出しながら完成出来るよう頑張りたい。
- あやふやな理解であった燃料リサイクルの内容について知ることができ、勉強になった。また施設全体の見学を通してリサイクルの安全への配慮やフローについて詳細に知ることができてよかった。
- 核燃料サイクルなどについても知識を深めることができてよかった。
- 原子力発電に関する様々な施設を生で見ることができて貴重な経験ができた。
- 具体的にどういう処理がされているのか知りたくて今回のイベントに参加した。実際に施設を見学してみると知識として知るよりも深みがあった。
- PRセンター等で自由に見る時間がほしい。また来たい。ダイナミックに展示していてとても楽しかった。ウラン鉱石が見れて良かった。
- 細かいところまで丁寧に解説していただき理解が深まった。また、写真や模型などを通してイメージが湧いた点が最も良かった。