活動レポート

ESD勉強会(福井県) 
  • 活動内容
    • 日本原燃(株)見学会
  • 実施日
    • 2023年1月6日(金)
  • 参加者
    • 6名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • ESD勉強会は「持続可能な開発に関する教育」をどのように教育実践に落とし込んでいくかを検討、また実施していく自主勉強会として2017年に福井南高等学校の教員有志で発足した団体です。これまでの活動として自主的な校内勉強会を開催し、教科間の学びの横断を可視化するESDカレンダーの作成や、教科間を横断する評価目標(南高校版SDGsの策定)、あるいは学外の研究大会やセミナーにも参加し、勉強会を通じてその取り組みを校内に還元するといったことを主に行ってきました。最近では、生徒主体の地層処分授業の実施に向けた支援を行っています。将来的には、有識者からの教育提言や、教育関係者への有益な情報を掲載し、学校関係者向けの理科教育や地層処分の周知向上に寄与するものとしていきたいと考えています。
  • 企画者の感想
      事前のZoom勉強会で学んだことを踏まえながら、今回の核燃料サイクル施設見学に参加した。高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の中間貯蔵施設としての役割だけでなく、低レベル放射性廃棄物の最終処分場や再処理工場などの複数の施設が併設した大規模な施設であることが印象に残った。安全対策の徹底はもちろんのこと、日中1万人程の関係者が運営に関わっていることを知り、地域と密接に関わった雇用の場としても重要な役割があることが伺えた。実際に見学会に参加することで、ESD勉強会のメンバー一人ひとりが地層処分事業に主体として関わる一人になっていくように感じられた。今回の体験を通して得られたことを、ESD勉強会を通して広げ、一人でも多くの人が地層処分事業を自分事として捉える活動をすすめていきたい。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 初めて六ヶ所村に行き、改めてエネルギーの大切さを感じた。エネルギー生産地だけに負担を任せているのではなく、エネルギー消費地やその他多くの国民で議論すべき課題であると思った。
    • 当たり前に使えているエネルギーについてもっともっと国民は深く関心を持つべきだと思う。啓発活動は大事だと思うし、地層処分受け入れについてももっと自治体は考えていくべきだと思うようになった。
    • 今回の日本原燃見学会に参加して、想像以上の規模で実施されていること、地域に根差した事業となっていると拝見しました。
    • 六ヶ所村を実際に訪問し、日本のエネルギー事情や変遷、今後の課題や仕組みなどについて自分自身の目で見て、質問をして理解でき、非常に有意義であった。