エレの会(大阪府)
- 団体の設立経緯・概要
- 当会は、1993年より毎年1回、新聞、Web媒体等で公募する「くらし学講座」受講生のOG会。1994年に「エレの会」発足。関西2府4県より50~80代の女性が参加。カリキュラムはエネルギー・環境問題、原子力、経済学等の身近な社会問題を学ぶ。
- 企画者の感想
関西電力管内に住む私たちは、かつて原子力発電がおよそ50%という供給状況を経験しており、これまで会で学習した核燃料サイクルについての講義や見学を受け、関心も持ってきました。しかし、東日本大震災により、学習内容も福島の原子力発電所の現状、安全な停止、また廃炉へと話題が変化していきました。地球温暖化問題に触れられる機会も減っています。それらも考えるべき重要な課題ではあるが、核のゴミといわれる高レベル放射性廃棄物について、くらしの視点で自分事として関心を持ち、考える機会を提供できたことを大変有意義に感じています。また、お二人の講師には、やさしく、解りやすいご講義、そして考えやすい言葉でお話しいただきましたことをとてもありがたく思っています。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- わかりやすい言葉やたとえで、とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。
- シンプルで易しい説明をしていただき、地層処分の方法がよく理解できました。入門編として入りやすく、難しそうな事に食わず嫌いにならずに済みました。次の機会にも学びを深めたいと思います。
- 資源の少ない日本にとって重大な課題である。電気の消費地の我々も真剣に考える必要がある。
- 大切な最終処分ですが、なかなか自分の事としてはとらえられていない。でもどこかに処分場が必要なのは良くわかっている。これからも小型の発電所が作られるなどの話もあり、時間もかかるので先に先にと理解を進める必要があるのだと思う。
- 放射性廃棄物の話は人ごとだと思っていましたが、今回のお話を聞いて、現代に生きる者として自分の身になって考えていく必要があると思いました。
- 今まで原子力利用に関して他人事の様に感じましたが、原子力のゴミを現在も作っている事、そしてその処分に対して関心を持った。
- 放射性廃棄物の処理処分は必要だと思う。原子力は今後も大事な事だと思う。
- 自分さえよければいいという考えをやめないと世の中が良くならない。地層処分で安全に処分できるとしても不安いっぱいで、処分場に手を上げている地域の方に感謝の気持ちを忘れてはいけない。