愛知教育大学大鹿研究室(愛知県)
- 団体の設立経緯・概要
- 2010年4月、大鹿聖公の愛知教育大学着任により『地域貢献のためのSDGsカリキュラムの開発』を研究課題とし、研究室教員+学部学生6名でスタート。以後、学部生、大学院生、留学生、教員研修学生、現職教員などにより構成。
- 企画者の感想
今回の活動では、参加者が十分に楽しみながら学ぶべきことを学べるように、代表者としては参加者の様子に注意してこの活動に参加していた。私自身、原子力に関して身近に感じるきっかけも無く、報道でしか原子力に触れることが無かったため、今回の経験が大いに意義のあるものになったと思う。これから、理科を教える教員になる者として、これからの未来を創る子供に正しい知識を教え、自ら考えることのできる子供を育てていくために、これからも原子力も含め、様々なことの正しい知識を蓄えていくことができるように精進していきたい。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- ニュースでは批判的に取り上げられがちな内容が多いと思っていたが、活動に参加してみてしっかり管理された上で処分が行われようとしていることを知ることができ面白かった。
- 原子力発電の燃料について、知らないことがたくさんあったので知ることができて良かったです。印象的だったのは、使用済燃料の95%を再利用でき、エネルギー効率がとてもよいことです。また、処分方法についても天然バリアと人工バリアで安全な方法だということが分かり、今まで100%安全とは言えないから怖いと思っていたけれど、今回参加して安全面がかなり考えられており安心しました。
- 今まで原子力発電がどのようなもので、廃棄物がどのように処分されているのかも知らず、ただ危険そうだなというイメージでしたが、とても丁寧に説明していただき、処分の仕組み、必要性を理解することができました。このような機会に多くの人が参加することで、今後地層処分への理解が高まっていくと実感しました。
- 私にとってはあまり身近でないことだったため、もっと知りたいという気持ちになりました。原子力発電と聞くと怖いイメージしか持てなかったのですが、こんなにも対策されていて、たくさんの人の力があって成立しているのだと分かりました。
- テレビで核のゴミと呼ばれているためか、それほど印象は良くなかったが、今回の活動で必要なものであり、未来の人に迷惑をかけないという視点が大切だと感じた。
- 漠然としたイメージであった放射性廃棄物の地層処分事業について、分かりやすい説明と見学によって取り組みが理解できた。また事前に勉強会があったことで、見学の際により細かい部分まで目を向けることができた。
- 原子力発電=放射性物質というイメージがあり、あまりいい印象がなかった。しかし、発生した放射性廃棄物をガラス固化体として安全に保管したり、燃料をリサイクルしたりしていることを知り、もっと原子力発電が広まっても良いと思えるようになった。これだけ配慮して行われていることをより多くの人に広めていきたい。
- どんな発電方法にもメリット・デメリットがあり、原子力発電の場合は、とても効率良く莫大なエネルギーを得ることができることがメリット。しかしながら同時に人間にとってとても危険な放射線を出してしまうことがデメリットである。そのデメリットを技術で補い、安心・安全第一に人類の遠い将来を考える人々がいることを知ることができた。