福井理科教育研究会(福井県)
- 団体の設立経緯・概要
- 平成11年度福井県で行われた全国中学校理科研究大会を受けて、当時の大会長(中学校長)、研究会代表、事務局、大会参加中学校理科教員有志等が中心になって組織された研究会である。当初は、当時問題となっていた「理科嫌い」への対応として、①児童・生徒への意識調査、②それを受けての企業連携授業、③小中高校連携授業、を研究のテーマとして取り組んできた。その後、福島の原子力発電所事故などを受け、エネルギー環境教育に重点を置き、放射線教育などにも取り組んでいる。エネルギー環境に関した情報提供・交換や可能な場合は施設見学会などを行って情報を共有しており、今回も、見学会で得たことを会員に還元したい。
- 企画者の感想
見学時間確保のためか、当日の説明資料(プレゼン)については、若干、説明が足りない感じがした。今後見学を掲示物や授業に生かすためには、科学的な根拠に基づいた説明を増やしていただけるとありがたかった。また、250m坑道では、ほとんど実験が行われていないようで、あまり詳しい説明・見学がなかった。それで、実験の具体的なイメージがいまいち伝わってこなかった。工事の関係で仕方がないことであるが、その分、映像も交えてプレゼンでの説明が欲しかった。現場の方の対応は、親切で、質問に対しても丁寧に答えていただけたので良かった。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- 具体的に研究されている方々から、質問にも答えていただき、考えることができた。説明会では充分聞きとれたが、現場では聞きとりに難があったが、すぐ質問でき答えて下さり納得した。
- 地層処分は技術的には確立されていることがわかった。
- 話に研究内容を聞くのと、実際に研究現場に出向いてその様子を見るのでは、まるで異なると感じた。
- 直接、地下に行って目で見たことは、忘れない。百聞は一見に如かずの言葉通り、意味があった。
- 中長期的な視点に立ち、地道に研究活動が進められていることを改めて感じることができた。