活動レポート

もりむねLab(香川県) 
  • 活動内容
    • 幌延深地層研究センター見学会
  • 実施日
    • 2022年9月15日(木)
  • 参加者
    • 6名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 2022年度に設立して以来約20名程度が活動に参加してきた。構成はおおむね電子システム工学科4年生から5年生と専攻科1,2年生からなる。自ら課題を見つける能力、課題に最後まで取り組み解決する能力、グループで課題に取り組むコミュニケーション能力を実践的に養うことを目的とする。今までに子供向けのイベントの教育ツールの開発や、有機半導体の研究、放射線関連の施設見学や研修に参加してきた。また、放射線分野への進学・就職を目指している学生も多く勉強会や研修に積極的に参加している。開発などでは、2名程度のグループに分かれており、各々のグループで割り当てられた課題に取り組んでいる。
  • 企画者の感想
      この度は非常にわかりやすく充実した内容で、とても有意義な機会を頂いたことに感謝しています。事前に開催して頂いた勉強会で地層処分の方法や現状など多くのことを学ばせて頂きましたが、幌延深地層研究センターでの地層処分研究事業の規模を直感的に理解することができずにいました。
      今回の見学会に参加させて頂き、実際の250メートルの調査坑道の内部や人工バリアの実物大などを直に見ることで、事業の規模に圧巻されました。特に私は、人工バリアの大きさが想像よりはるかに大きく、また地下に約4万本埋められる予定であり、計り知れない労力と費用を費やすと知り、地層処分が非常に大きな問題になっていることを改めて実感することができました。
      また、実際にJAEAの方々とお話しすると、高レベル放射性廃棄物を処分する研究にあたっての強い責任感とやりがいを持たれていることに感銘を受けました。私たちも研究者・放射線を学ぶ一員として、JAEAの方々の姿勢は今後の研究活動に対する心構えとして見習うべき姿だと感じました。そして今後は私たちも、地層処分も問題解決に寄与できるよう、邁進いたします。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 地下250メートルに行く体験させていただき、普段は行くことができない地下の様子や気温を肌で感じることで、地層処分への理解がより深まった。
    • まだ地層処分は手探り状態であると感じた。具体的なデータが判明すれば、より関係者への理解を得やすいと思う。
    • 高レベル放射性廃棄物がどのようなものかを現場での体験を通してより深く知ることができた。
    • 地下250メートルという通常生活で到達することのできない場所に降り立つことができてとても面白かった。
    • 地層処分の現状について触れることができ大変有意義な時間を過ごすことができました。実際に地下250メートルという坑道に行き、調査をしている場所に立ち入ることができ貴重な体験をさせていただきました。