岐阜県における高等教育機関の勉強会(岐阜県)
- 団体の設立経緯・概要
- 本団体は、岐阜県内で核融合に関連する研究を行っている国立大学法人 総合研究大学院大学(総研大)と独立行政法人国立高等専門学校機構 岐阜工業高等専門学校(岐阜高専)の学生・教職員で構成され、原子力及び地層処分に関する勉強を行っている。総研大は、日本で最初の国立の大学院大学であり、日本全国の大学共同利用機関等が有する優れた人材と研究環境を活用して博士課程の教育を行い、研究者を養成している。核融合分野においては自然科学研究機構 核融合科学研究所内をキャンパスとし、約40名の学生が在籍している。岐阜高専では工業に関する5学科・1専攻(機械工学科、電気情報工学科、電子制御工学科、環境都市工学科、建築学科、先端融合開発専攻)があり、各学科・専攻において専門知識を低年齢(中学校卒業後)から学習し、工業における技術者を育成するために設立された高等教育機関である。学校全体で1,000名程度の学生が所属しており、毎年多くの学生が電力会社や一般企業などへの就職、もしくは大学への進学を行っている。
- 企画者の感想
六ケ所原燃PRセンターにおいては、現実味をより伴う大型模型を使った説明を頂き、参加者の核燃料サイクルに係る理解が更に進んだ。六ケ所原燃PRセンターの所長に日本原燃株式会社の見学時間に間に合わないのではないかと心配される程、参加者は様々な質問を行い、説明者の方に丁寧に回答頂いた。日本原燃株式会社においても、説明者の方には、時間一杯になるまで説明と質問への回答をして頂き、大変満足な見学会であった。周辺監視区域及び周辺防護区域への入域は非常に厳重であった。日本原燃株式会社で勤務されている作業員の方が生き生きとしていることが、非常に印象的だった。参加者全員の良い勉強となったと思われる。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- 実物を見ると、圧倒的なスケール感と、ガラス固化体の小型さが際だった。一生懸命、皆さんが働かれているのが印象的だった。
- 実際に施設を見学しながら説明を聞くことで理解が進んだと感じる。質問も丁寧に回答していただき、疑問の解消がスムーズだった。
- 広報をはじめ莫大なお金のかかった設備やシステムが山奥に突如見えたのは衝撃だった。原子力関連施設のある町の暮らしがよくわかった。衰退する地元にこのような施設ができたらどんなに良いことだろうかと思う。
- 安定基幹電力源として原子力が担う役割は今後も大きく、核燃料サイクル、最終処分に向けて我が国において大きな努力が払われていることを現場で確認させていただき、ある種の安堵感を覚えました。
- ポスター発表のような雰囲気で進めていただいた結果、学生からの質問もたくさん出ました。
- 未完成の部分も多い施設見学であったが、十分な説明をしてもらえたので満足している。
- 処分場の建設には非常に多くの人が関わっていることを知った。建設によって廃棄物処分の問題が解決することで、原子力発電の利用が広がってほしいと感じた。