日置川町商工会(和歌山県)
- 団体の設立経緯・概要
- 当商工会は、地区内における商工業の総合的な改善を図り、あわせて社会一般の福祉の増進に資し、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的に、昭和35年11月30日に設立された。旧日置川町(2006年合併し現在は白浜町)においては、1976年臨時議会において原子力発電所の誘致決議がなされた。当商工会においても、地域の経済団体として、エネルギー問題に関し、長年にわたり独自に勉強してきた経過がある。今般、最終処分の問題に関し、事業への賛否とは切り離し、施設の仕組みや、事業の考え方等について、会員有志において勉強いたしたく、幌延の深地層研究センターの見学を希望するものである。
- 企画者の感想
今回の勉強会や見学会を通じて、今、進められている高レベル放射性廃棄物の地層処分事業の概要や処分方法、安全性、地下の調査坑道の様子についてよく理解できた。参加者は皆、初めて高レベル放射性廃棄物処分の研究施設を訪れた。アンケートでも、説明を受けたことにより、これまでよくわからなかった知識について知ることができたことや、理解を深めることができたことが伺えた。現場の研究の様子を見学し体感できたことは、より実感としてとらえることができたようである。普段何気なく使っている電気について、日本全体のエネルギー問題という観点から、改めて考え直す大変良い機会となった。今後も、また機会を捉えて勉強したい。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- 放射性廃棄物の処理に関してはプールで使用済燃料を一時的に保管するというところまでしか知らなかったので今回処分方法を知ることができて良かったです。
- 処分施設であれば安全面などを説明することで納得を得られ易いのではないかと思うので私たちの町も検討すべきではないかと感じました。
- 地層処分が選ばれている理由等、初めて知ることが多く有意義だった。