和歌山貴志川会(和歌山県)
見学会の様子
- 団体の設立経緯・概要
- 当団体は、平成15年に南海電鉄が貴志川線の事業廃止を表明したことで、貴志川線存続を願う住民たちが結成した「貴志川線の未来をつくる会」の傘下団体である。未来をつくる会と同様にワークショップ、シンポジウムの開催やチラシの配布などを行って貴志川線の必要性を広く住民に訴えかけている。その活動の結果、NHKなどのマスコミがこの問題を取り上げ、地域全体から必要とされていることが認知され、結果存続に至ったもの。現在は、和歌山電鉄の貴志川線運営委員会に参加して地域活性化施策の提案、乗客数の増加を目的としたイベントの実施、駅・沿線の美化活動など、貴志川線存続のため官民一体となって行っている。このような活動で貴志川線の利用促進を行うことにより、沿線地域はもとより和歌山市の活性化と環境問題を意識した温室効果ガスの低減、道路負荷の軽減にも取り組んでいる。
- 企画者の感想
勉強会、見学会を通じて再処理施設の必要性は理解できた。安全性については説明をお聞きして安心できる部分もあるが、全面的に安全という考えには至らない。あまり時間がないということを考えると国がこの課題にもっと積極的に関与すべきではないかと思う。国会議員などの議員、官僚など国の関係者から地層処分の話題を聞いた記憶がない。ある程度時間をかけて地道に進めていくことも大事であるが、早期の行動、意思決定が必要だと考える。今回、せっかくこのような機会をいただいたので、私たちも処分場の早期建設実現に可能な範囲で寄与していきたい。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- 処分地の選定については、過去の文献を調査して地盤の安定な場所を選定していることを聞いて安心しました。
- 原子力について詳しく知らなかったが、今回の活動で詳細・安全性について学ぶことが出来た。
- 原子力発電の負の部分の処理は、とても大変であり避けては通れない。現在の便利を享受する為には必要なことである。
- わが国のエネルギー自給率は13%であり、一人ひとりが原子力を考える必要がある。