地層処分事業の学習活動にご参加いただいた地域団体等の全国交流会
開催レポート
日時
2021年2月11日(木・祝)13:30~17:00
場所
オンライン開催(YouTube・Webex)
参加者
49団体、80名
主催
資源エネルギー庁、原子力発電環境整備機構(NUMO)
第1部
映像は
こちら
開会挨拶
那須 良 経済産業省資源エネルギー庁 放射性廃棄物対策課長
近藤 駿介 原子力発電環境整備機構 理事長
地層処分事業にかかる最近の動向 2020 年度に実施した取組み等について
高橋 徹治 原子力発電環境整備機構 地域交流部長
第2回「私たちの未来のための提言コンテスト」受賞者発表
「どうしたら、高レベル放射性廃棄物問題を多くの人たちが自分ごととして考えるようになるか?あなた(たち)は何をしますか?」をテーマに原子力発電環境整備機構(NUMO)主催で昨年度に引き続き第2回の提言コンテストを実施。受賞者の発表及び講評を行った。
受賞者
中学生、高校生、高専3年生までの部門
最優秀賞 石﨑 悠也 さん 京都教育大学附属京都小中学校
優秀賞 木村 優成 さん 井上 凜子 さん 京都府立桃山高等学校
島袋 慶子 さん 沖縄県立球陽中学校
高専4年生から、大学生、大学院生の部門
最優秀賞 古川 麻美 さん 南九州短期大学
優秀賞 小池 彩華 さん 静岡大学大学院 総合科学技術研究科
大山 隆志 さん 中上 堅太郎 さん
軽部 雄大 さん 市本 大介 さん
香川大学 工学部
学校賞 沖縄県立球陽中学校、南九州短期大学
第1回・第2回 「私たちの未来のための提言コンテスト」受賞者によるパネルディスカッション
進行
澤田 哲生 東京工業大学 助教
「学術フォーラム・多価値化の世紀と原子力」世話人代表
登壇者
第2回提言コンテスト受賞者(前掲)
第1回提言コンテスト受賞者
岡村 知拓 さん 東京工業大学大学院 環境社会理工学院
今中 咲幸 さん 京都教育大学附属高等学校
第2部
WEBを活用した企画検討会の発表
内容
最終処分に向けた取組みの理解をより深めるために、必要となる知識や活動連携の手法を洗い出し、それらを学ぶための先進的な理解促進プロラムを企画。下記4テーマにわたる検討会の内容を発表した。
原子燃料サイクル施設見学を通じた学びの場
原子力発電所立地地域の方と大学生との学びの場
オンラインクイズ
性格エニアグラム オンラインセミナー
アンケートより
エニアグラムは面白い人間観察方法と思いました。
有意義な企画だと思うが、継続的に参加者を集めることや、参加者が関心を持ち続けるよう運営するのは大変だと思った。
コロナ禍での活動で、オンラインのクイズ形式の企画や性格エニアグラムも興味がもてた。また、地層処分問題に結びつけたことがよかった。
発表会や講演を聞き、勉強する意欲が湧いてきます。次世代につなぐ事の重大さを痛切に感じます。
「こんなことなら自分たちでもできる!」「やってみたい!」というものがいくつかありました。
時間が足りなかったように思います。じっくり企画を聞ける機会があると助かります。
たくさんのプログラム案がありましたがざっくりとした結果だけで深い内容がわからない。もう少し煮詰まった話を聞きたいと思った。たとえば地元住民との話し合いでどういう話が出たかとか意見交換でみんながどう思っていてどういう交換だったかなど。
エニアグラム、初めて聞いた言葉でした。タイプにより受けとめ方が違う。勉強してみたいと思いました。
参考になりそうなことはあったものの、私はまだ高校生。物事を決断し、周りを引っ張っていくことはできない。ただ、自分がリーダーの立場に立った場合を考えると、参考になることが多々あったと感じた。
エニアグラムによる性格分析と地層処分についての考え方の相関について、もっと知りたいと思いました。
エニアグラムオンラインセミナーで「時事ネタ」として5分でさらりと伝えた。という場を持てることがよいと思う。
時間制限もあり、オンライン上での説明だけではなぜか今ひとつピンとこない内容が多かったように思います。オンラインクイズは実際やったが生徒や学生たちも取り組みやすいと思います。エニアグラムは自己理解につながるので特に女性におすすめです。対話の手法に取り入れるとストレス軽減にも役に立つと思います。判定するのに熟練を要するのが難点ですが。
「電気のゴミ」という身近なところに結びつけていて地層処分事業に関心を持たない人が関心を持つきっかけになるのではないかと思いました。
いろいろな企画があることがわかった。また、実際に、クイズを行って何も知らなかった人も興味を持つようなきっかけをつくっているのがよいと思った。
エニアグラムによる参加者の主な特徴は、目安とはいえ、貴重なデータで、今後の方針・展開のヒントになるのではないでしょうか。
性格検査(エニアグラム)のセミナーの中に少しだけ時事問題として地層処分に触れるというような手法は他にも応用できそうに感じた。
すばらしい企画が多くありました。参考になりました。企画したら、実施する事が大切ですので、次年度実施して欲しいです。
3つの企画検討会(②③④)に参加し、いろいろとありましたがとても勉強になりました。エニアグラムは早速使えるし、クイズは是非今後使ってみたいし、立地地域へ学生を、では是非、実現に向けて実験体験をしてみたいと思っております。
いずれの企画も、参加したくなる良い企画だったと思います。実現すればよいと思います。
それぞれ工夫がされていると考えるが、道のりはまだまだ遠い。
オンラインクイズ、クイズ形式での企画、目先が新しく若い世代も興味持てるし、情報も提供できたと思う。
自主企画支援事業の学習団体による活動報告・意見交換
テーマ1
他団体との連携や人材育成を目的とした活動紹介
特定非営利活動法人 放射線線量解析ネットワーク(RADONet)
静岡大学 社会合意形成研究会
テーマ2
エネルギー環境教育の拠点として立地地域や消費地域の大学生が参画する活動紹介
特定非営利活動法人 地球感
沖縄エネルギー環境教育研究会
テーマ3
地域に根差した活動と全国ネットワークの活動紹介
NPO法人 あすかエネルギーフォーラム
特定非営利活動法人 アースライフネットワーク
アンケートより
原子力立地点の新潟の大学と首都圏の大学の学生の交流成果に興味がありました。
沖縄の「誰がなぜゲーム」の教育現場での実践がよかったです。
どんなことをしているのか具体的に知ることができ、これからの活動でまねできそうなものは、見習いたいと思います。
どうやって小中高大を連携させるかのヒントが得られた。
これからは立地地域の学生として、活動報告や意見交換会に参加してもらえるように願っていますし、活動していきたいと思います。
どうすれば若い生徒達が、生涯のライフワークのひとつとしてこの活動に繋げるのか?卒業すれば、それで終わるケースが大半であり残念です。卒業生の中には、放射線やエネルギー関連の分野へ進んで職業として就職した者もいますが、そういう参考が伺えませんでした。
あすかエネルギーフォーラムでの勉強会、見学はとても参考になり、私たちの会では利用させていただいております。
原子力発電所がなく化石エネルギー(石油火力発電)で電気を作っている、沖縄での学校教育「誰がなぜゲーム」に関心を持った。画面で拝見するとこまかく、50分でできるのかなと思った。
オンラインでのワークショップがあたりまえになっていくのかな?と実感!!慣れないためか疲れました。
立地地域の交流、無関心層たちとの対話を通し、議論を行っていきたい。
地域に根差した活動は素晴らしかった。いろんなデータを取ってわかりやすい説明でした。伝える場があっても伝える技術がないと無駄になる。
理解活動の必要性を感じる中、どうやって参加者を募るのかが永遠のテーマです。
エネルギー環境、立地環境、大学生など自分にも関係している内容であり全国でどんな事が行われているか知ることができた。
活動内容を聞かせていただいて、参考にさせていただく点、考慮する材料の1つになりました。
地層処分、施設見学などを通して実践してみる必要があり、自分たちのエネルギーを自分たちの言葉で話し合うことを改めて痛感しました。伝える場があっても伝える技術が必要だととても印象に残りました。参考にして私たちも勉強していきたいと思います。
学生を巻き込むことができる環境が羨ましく聞いておりました。学生とのコラボは人集めの苦労。
中高一貫校の私立の学校は、授業内容に柔軟性があり、地層処分の学びと連携しやすい。