活動レポート

放射線教育プロジェクト(北海道) 

見学会の様子
  • 活動内容
    • 幌延深地層研究センター見学会
  • 実施日
    • 2020年11月19日(木)
  • 参加者
    • 8名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 当団体は、北海道教育大学函館校の教員1名、学生5名からなる。学生は皆、本学の地域環境科学グループに所属しており、「地域の環境問題を解決するための科学技術を理解し、身に付ける」ため、理学(物理学、化学、生物学、地学)を中心に学んでいる。理科教員を目指す学生もおり、理科教育について考える中で、放射線教育をもっと身近なものにすることはできないかと考えた。
      2011年3月11日の東日本大震災以降、放射線や放射能、原子力発電に関する正しい知識を持つ必要性が高まっているが、現在その知識は十分ではない。現に、私達学生も、これまで施設見学や対話会等をする中で、放射線についての理解が足りないことを実感する機会が多々あった。そのため、自分たちが、放射線・放射能・原子力発電等の放射線教育に関する知識を身につける、将来を担う世代に、放射線を含めた科学技術に関して正しい知識を持ってもらい、多様な選択肢を知ってもらう、自分たちでイベントを企画・運営する力を身に着けることを目的として、当団体を設立した。
  • 企画者の感想
      本年度は地層処分に関する事前勉強会で概要を理解した上で、幌延深地層研究センターの施設見学を行なった。幌延深地層研究センターでは地下250mへ実際に足を運んで、地層の掘削状況や管理、調査の現状について学んだ。
      見学では地層処分に利用されているキャニスターやベントナイトの実寸大を見ることができ、資料のイメージ図とは違った印象を受けた。特にベントナイトでキャニスターの周りを囲んでいる様子は想像よりも規模が大きく、見学参加者の学生も驚く場面があった。
      今回幌延深地層センターへの施設見学で地層処分に関する体験を得ることできたことで、地層処分に関する理解が一層深まったことを実感した。また、見学を通して、地質調査は地層処分における考えを深める以外にも学生が普段のニュースや新聞では知れる機会が少ないものだと思った。そのため今回の見学は、学生にとって地層処分を体験する貴重な学習の機会となった。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 事前事後勉強会の内容を合わせる必要性を感じました。事後勉強会をすぐに行うのは良いと思う。
    • 地層処分について、体験学習を通して学べたことが大変勉強になった。事後勉強会では、今後の地層処分をどうすべきか話し合うことができたのは良かった。
    • 今回、地層処分研究施設やクリーンエネルギーの発電所などの見学を通して、今日の日本における発電課題を様々な面から知ることができました。また地層処分について今まで以上に詳しく学ぶことができました。ありがとうございました。
    • 具体的に何が必要なのかを考えることができた。特に正しい知識の重要性とその伝え方、意志決定の大切さについて考えることができた。
    • めったに見ることのできないものを見ることができ、とても貴重な体験をすることができて良かったです。
    • 今回長い時間をかけ、稚内まで見学に来たが、労力を上回るものを得られた。説明会で得た知識を実際に見て学ぶ良い機会となった。
    • 勉強会で得た知識を、実際に現場に行って見たことで、より理解が深まって非常に満足度の高い経験になった。
    • とても満足出来た活動であった。理由は今までに知識は取り入れることが出来たが実際に体験できて良かったです。