和歌山尚友会(和歌山県)
見学会の様子
- 団体の設立経緯・概要
- 当団体は、和歌山県の青少年の育成、学校教育の質の向上、人権問題に関する調査・研究、地域の融和、協調による活性化策の策定を目標として、約10年前に有志で設立された団体で、会員45名により構成されている。
原子力関連では2016年10月に関西電力の大飯発電所、2019年11月に日本原燃再処理施設(六ケ所村)などの見学と地層処分に関する意見交換会への参加など、原子力利用について学習してきた。
- 企画者の感想
今回の学習の機会で初めて地層処分の詳細について知った参加者も少なくはない。
我々が生活する地域でも地層処分のことすら知らない住民が多く存在していると思われる。
理解を得るのは大切なことであるが、先ずは広く知ってもらうことも大変重要な課題だと感じた。
今後、日常生活の中で機会を見つけて、情報発信をして行きたい。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- 原子力発電に対しての印象が変わりました。どちらかと言えば危険というイメージがあったと思います。ただ、地層処分についての必要性を広く知っていただくための策を考えることが非常に難しい。また、理解していただくための工夫が必要だと感じました。
- 初めて知ることだったので、理解しにくいところはありましたが、興味が湧きました。
- 最終処分という言葉だけ知っていましたが、内容について知ることができよかったです。教育を通じて小中高生への理解を求めることは、長い目で見て重要であると考えます。高等学校では「学校認定科目」というオリジナルの授業を創ることができるので、年に数回の説明会や授業ではなく、3年を通じた学習を行うことができれば効果があると思います。
- わが国において既に26,000本のガラス固化体がある。国民として最終処分場の道筋だけでもつけるべき。
- 常日頃、私にとっては全く関心のなかったこと。だが近頃よく耳にすることとなった放射性廃棄物の処分について、考え研究されていることを知ってよかった。