活動レポート

エネルギー環境教育大学間ネットワーク(広島県) 

勉強会の様子
  • 活動内容
    • 勉強会
  • 実施日
    • 2020年9月28日(月)
  • 参加者
    • 8名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • エネルギー環境教育をすべての児童・生徒に学んでもらうために、各学校において教科などの学習に位置づけるカリキュラム開発を行っている。
      これまで、理科学習指導要領に準拠したエネルギー教材の開発や、地層処分のカリキュラムを開発してきている。エネルギー教育に関連したカリキュラムマネジメントを計画している。
  • 企画者の感想
      参加した学生は全員教員志望なので、子どもたちに何をどのように教えるのかを考えるきっかけになってほしいと思い、企画した。
      質疑やアンケートから、教育の重要性に気づいてくれたと思う。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 話題の地層処分について、メディアからだけでは知らなかったことが知れたり、処分の仕方など詳しく学べたことがよかったです。また、言葉だけしか分からなかったことが深く分かり、興味を持つきっかけとなりました。将来教員になった際に、子ども達に授業をしたい気持ちと、どのように授業をつくっていけばよいか今のうちに考えていこうと思いました。
    • 私たちは普段当たり前のように電気を使っているが、電気を作るのに様々な問題が生じていることを知った。再利用できなくなったゴミを埋めることは大変危険なことだが、根拠を基にこれから発信していけば、理解者は増えてくると考える。私はこれから教育者として子どもたちに事業者側に立たせ、合意をとるにはどのように発信していくのかを教科など横断的に考えていきたい。
    • 私は原子力発電やその後の処理について、興味もなく、無知な状態でした。しかし、今回のお話しを聞いて、原子力発電や処理について考え方が変わりました。東日本大震災のこともあり、危険なイメージが強かったのですが、危険な分、安全面に注意深く配慮しながら考えられているとわかりました。
    • 核のゴミについて高レベル放射性廃棄物をこれからどう処理し、そしてより安全で安心できる形で処理することが必要であると思いました。また、この課題を多くの人に簡単に伝えていくことが大切であると思いました。
    • 施設見学を前に、必要な知識の再確認をすることができたのがよかったです。また、将来教員になる学生と共有できたことは、今後授業や様々な活動を通して子供たちに伝えることができることにつながり、今後もこのような活動を展開していく必要性を感じました。
    • 最も新しい情報を知ることができ、とても勉強になりました。地層処分とはどのようなもので、どのようなメリット、デメリット(危険性)があるのか、今回の勉強会や視察を通して学び、自分は地層処分に対してどのような意見を持っているのか、きちんと説明できるようになりたいと思いました。
    • 寿都町での議論は道民であっても、どこか他人事のように感じていました。しかし、私たちは意識せずに日常で豊かな生活を営むとともに、電気の多くを原子力にも頼っていました。そのため、原子力発電による核のゴミは、すでに生じており、処分しなければならない問題であると強く教えられた時、早急に解決しなければならないと感じました。エネルギー資源の少ない日本故に、原子力発電を取り入れた経緯はわかります。しかし、この核のゴミ問題を議論してこなかったのか。原発導入の時、さらに原発を拡大していく際に、なぜ次世代に核のゴミについて教えて来なかったのか。教育の問題も大きいと考えます。ゆえに、今後は原発による発電の功罪について正直に教えることの重要さと、すでに生じてしまったゴミを処分しなければならない日本の責任についてしっかり教育しなければと感じます。