活動レポート

特定非営利活動法人大阪環境カウンセラー協会(大阪府) 

勉強会の様子
  • 活動内容
    • オンライン勉強会、ベントナイト実験
  • 実施日
    • 2020年7月18日(土)
  • 参加者
    • 35名
  •  
     
  • 団体の設立経緯・概要
    • 1996年、市民・事業活動において環境保全に関する豊富な経験や専門的知識を有し、その経験や知見に基づき、市民・NGO・事業者などの行う環境保全活動に対し助言などを行う人材として、登録される「環境カウンセラー登録制度」が施行された。
      1998年11月、自らの経験を生かし、地域の環境パートナーシップの形成などに寄与していく団体として設立。
  • 実施内容
      10:00 開会挨拶
            大阪環境カウンセラー協会 副理事長 吉村 孝史
      10:05 講演
            テーマ:「高レベル放射性廃棄物の地層処分について」
            講 師:原子力発電環境整備機構(NUMO) 地域交流部 専門部長 富森 卓
      11:35 ベントナイト実験について
            説明者:大阪環境カウンセラー協会 曽谷 紀子
      12:00 閉会挨拶・閉会
  • 企画者の感想
      たくさんの方々に参加してもらいよかった。講師の説明が本当にわかりやすくて、オンライン初体験の方にも、とても好評だったのが嬉しかった。「オンライン」ということで、気軽に参加した方が多く、「気負わなくてよかった」「嫌になったら、いつでも退出できると思っていたのに最後まで、興味深く聞くことができた」という感想もたくさんあったので、入り口としては、成功だと思う。
      当協会が行っているベントナイト実験を参加者に見ていただけたのは良かったと思う。アイデアが詰まったデモンストレーションは、当協会が環境教育の理念としている「気づきを促す活動」として参加者に理解してもらえたのではないか。 「身構えない」「気負わない」「誰でも参加できる」活動を続けて行きたいと思う。
  • 実施成果
      今回のオンライン勉強会、ベントナイト実験を経て、大阪技術士会主催の「2020年度 環境研究会 会員講演会」にて当協会が行っている環境実験教室のデモンストレーションの中で「科学者になろう!ベントナイト実験」を紹介する。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 青森県六ヶ所村の放射性廃棄物の処分については概要を知っていたが、今回詳しく内容が聞けてよかった。
    • 正しく処分することが大切だとわかっても、身近では不安。他人事にしてほしいと思う気もあります。きっと知識不足の問題なのでしょうね。
    • 久しぶりにしっかり勉強できたので、すごく疲れた。
    • ほどよい、充実感を感じた。
    • 高レベル放射性廃棄物の処分については、ほとんど知りませんでした。
    • 他人任せのところもあり反省しました。
    • NUMOからの高レベル放射性廃棄物の地層処分についての説明はとてもわかりやすく丁寧な解説であったと思います。
    • 100万kWの発電に石炭は140万トンの消費、ウランは30トンですが製造時にウラン残土が約240万トンと低レベル廃棄物(劣化ウラン)が13万トン出ると計算されています。
    • 今後も各地域で活動を進める中で国民の理解増進が進むことを願っています。
    • エネルギーの問題は、私設の企業に任すことはできないでしょう。電力会社は国の政策に従って電力を供給する国の下請けです。高レベル放射性廃棄物のような困難なことは、国がリードすべきことです。
    • 今回初めてオンライン勉強会に参加しましたが、雑音もなく静かな環境の中で、講師の説明を聞き、十分理解することができ、大変良かったと感じました。
    • 来月、青森県六ヶ所村に行ったときに、勉強会を思い出しながら、より理解を深められると確信した次第です。
    • いずれかの時に、いずれかの場所に必要なことだと理解した。このような機会を持ててよかった。
    • 高レベル放射性廃棄物の処分の背景、理由、内容、現状、将来など包括的にわかりやすい言葉で話を聞くことができ、これまで無知・未知の領域であったことが多少なりとも理解できました。
    • オンライン勉強会はどうなることかと思って参加したが、事務局の事前準備が非常によく、また、配布資料もわかりやすく丁寧な説明でよく理解できました。
    • 話を聞けて良かった。オンラインでも勉強会はできる。
    • 地層処分の安全性が理解できた。
    • 高レベル放射性廃棄物の処分について安全性は理解できたが、一部の人だけの認識になると農業や観光業などへの風評被害は避けられない。国民が自分の問題として認識を新たにしていかないといけない。
    • 今後も各地域で活動を進める中で国民の理解の増進が進むことを願っています。
    • オンラインは、もっと気が散ると思っていたが、すごく集中できた。自分でもびっくりした。
    • 外出しなくてもいいというだけで、安心感が生まれた。コロナがなくなっても、オンラインでやってほしい。