福井工業大学 原子力技術応用工学科 来馬研究室(福井県)
情報発信活動の様子
活動内容
情報発信
実施日
2019年11月28日(木)
参加者
91名
団体の設立経緯・概要
本研究室は、リスクコミュニケーションや地域共生のための基礎知識の習得と実践研究を行っている。一昨年度は京都市伏見区の商店街で、これまで大学で勉強した知識や経験をもとに、原子力発電の再稼働や高レベル放射性廃棄物の地層処分を含めた現状について、多くの市民と意見交換しながら伝えた。
実施内容
福井県内の団体・大学、近畿大学エネルギー研究会の方々にご協力をいただき、日本のエネルギー現状について、さらに本研究室の学生が作成したパネルを用いて、近畿大学生と対話活動(Ene Café)をおこなった。
企画者の感想
近畿大学の学生に対して「地層処分の理解が進む手段は何かありますか」という質問をしたところ、Ene Caféのようなイベントを学生が主体となって行うのはどうかという回答が多かった。
事前勉強会の際、各大学の広告研究会が作成した動画を視聴した。各大学で地層処分の理解に向けた取り組みがあることを知った。各大学にある地層処分の理解に向けて取り組みをおこなっているグループをSNSで繋げ、共同で学生が主体となってイベントを起こすことができれば、地層処分の理解も深まるのではないかと考える。
参加者の感想(アンケートから抜粋)
安全性は大丈夫と思ったが、まだ対話が足りないのかなと思った。対話を続ければ、国民は理解してくれると思う。
日本と海外で差ができている。日本はどうしても事故の影響で後向きな意見がでてしまうので、対話が必要だとあらためて感じた。
普段私達が使っている電力を発生する原子力発電からも高レベル放射性廃棄物が作られている事を知らなかったため、とても良い経験になったと思う。
“放射性”と聞くと危険なイメージがあるが、しっかり説明を聞くと安全性が高いのかなと思った。
日本で早くこの問題を解決しないとダメだと思う。
現段階では地層処分が最も安全だと考えられているが、将来的には他の方法も検討して欲しいと思う。
時間はかなりかかるが、放射能が低くなって行くことを初めて知った。永遠に放射能を持ったまま地中に眠っているのかと思っていた。放射能が少しは出ているようだが、そんなに気にするほどではないと感じた。