活動レポート

柏崎青年会議所(新潟県) 

見学会の様子
  • 活動内容
    • 勉強会、核燃料サイクル工学研究所・日本原子力発電東海第二発電所 見学会
  • 実施日
    • 2019年11月17日(日)、18日(月)
  • 参加者
    • 16名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 本会議所は、会員の修練・奉仕・友情の信条のもと、人を育て地域社会と国家の健全な発展を目指し、資質の向上と啓発に努めるとともに国際的理解を深め世界の平和と繁栄に寄与することを目的に1957年に設立しました。柏崎刈羽原子力発電所の立地地域である柏崎刈羽地域を活動範囲としており、エネルギーをテーマとした例会を毎年開催して、継続的に勉強会をしています。
  • 企画者の感想
      本会議所ではこれまで、発電所見学等の学習はしてきましたが、放射性廃棄物の話題に接することは多くはなかったかと思います。事前勉強会では、地層処分事業の現状と、その進展に半世紀単位の時間がかかることの課題を参加者一同共有できたと思いますし、仮にでも建設候補地を定めないと具体的な検証が何一つ進まないということにも問題点を感じました。地下数百メートルという処分場の設置計画は、少なくとも私たち一般市民の想像できる危険を感じるものでもなく、用途は異なりますが、同じエネルギー資源である石油備蓄基地や天然ガス貯蔵タンクなどの陸上にある貯蔵施設と比較してもその危険性が極めて大きいとは思えませんでした。核燃料サイクル工学研究所でのオーバーパック、緩衝材等の研究や地層処分の経年における地層等の変化についての研究の見学では、模型ではありますが、そのスケール感を肌で得られましたし、私たちの知らないところで日々研究が進められていることへの信頼も得られることができました。
      放射性廃棄物であるから、その地層処分も議論なしに「危険」と感じられている方々に、多く見学していただきたいと感じましたし、私もそのような機会があることを周知していきたいと考えています。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 最終処分場が絶対に必要なことは理解できましたし、安全・安心についても十分すぎるほど検証されていることがわかりました。
    • 地層処分について、今のところ一番安全だと思うが、実現するための立地地域確保について進歩が無く、残念。
    • 座学の勉強会と、実際の見学会のバランスが良く、わかりやすかったです。
    • 原子力発電を行ったあとの処理について考える良い機会になりました。
    • 処分地を決めるにあたって、手が挙がるのを待つという話だったが、地域全体が賛成するとは思えない。
    • 処分地の選定については、国があまりにも受け身すぎるのではないかと感じました。積極的に理解を求め、或いは自治体に対して要請することも必要ではないかと思います。
    • 国やNUMOが地層処分についてどのように研究・推進しているかや、地層処分の安全性について理解することが出来ました。
    • 過去に地層処分の話を聞いたことがあったが、ガラス固化体の模型などを見ることで、スケール感がわかった。