活動レポート

日本保健物理学会学友会(東京都) 

見学会の様子
  • 活動内容
    • 勉強会、核燃料サイクル工学研究所見学会
  • 実施日
    • 2019年10月28日(月)
  • 参加者
    • 7名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 当会は、将来の放射線分野を担う人材の育成を目的とし、日本保健物理学会に所属する学生で構成される団体である。主な活動は当学会の学術研究発表会(年次大会)に併せ、勉強会を開催している。また、放射線関係の研究所を訪問し、最先端で活躍する研究者との対話ならびに討議を通して学際的思考を養う機会を設けるなど、精力的に活動している。
  • 企画者の感想
      地層処分事業に関する研究、取り組みを把握することで、地層処分の安全性について理解することができた。また、地層処分の実現に向けて、その理解や安全性の認識を広げるための方法、手法について議論することができた。本活動では、技術的な「安全」に意識を集中していたため、社会的な「安心」を提供する方法について議論する場が少なかった。専門家と公衆(非専門家)の科学技術に関するリスクのギャップを埋めることが、地層処分を実現させるために必要である。今後は技術的な安全だけでなく、社会的な「安心」を議論する場を設け、またリスクギャップに関する問題を解決できるよう、リスクコミュニケーションに焦点を当て、活動する。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 見学時に、わかりやすい解説はもちろんのこと、実物を見たり触ったりできたのがとても良いと思います。
    • 地層処分について基礎から学ぶことができ、大変良い経験になったと思います。絶対に取り組まなければならない高レベル放射性廃棄物問題について、一般に広く知られる話題になれば良いと感じました。
    • ニュースで見る地層処分のイメージは悪く、前向きな報道はされていないと感じていた。しかし、なぜ安全だと言えるのかを数値で見ることで安全性に確信が持てました。
    • 地層処分に関する基礎研究の話を聞くことができ、科学的な側面からしっかり理解することができたことは大変貴重でした。
    • 高レベル放射性廃棄物の処分についての概要はとても詳しく知ることができました。今回、放射線関係の研究を行う学生としての立場で参加したせいか、処分場の安全性や受け入れるメリットに関しての情報が少なかったように感じました。