活動レポート

山口県商工会議所連合会(山口県) 

見学会の様子
  • 活動内容
    • 勉強会、幌延深地層研究センター見学会
  • 実施日
    • 2019年9月17日(火)
  • 参加者
    • 6名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 当連合会は、昭和21年に山口県内の商工会議所の連合体として設立され、現在県内14商工会議所で組織する経済団体として活動している。県内商工会議所の行う事業の連絡調整を通じて、その機能強化を図るとともに産業経済の総合的な発展と社会一般の福祉の増進に資することを目的として活動している。
  • 企画者の感想
      事前勉強会ではエネルギー全般の現状や課題も含めて学び、その上で実際に幌延深地層研究センターを視察させていただいたわけであるが、実際に見学し職員の話を聞くと、最終処分が安全かつ最善の方法で進められていくことに細心の注意を払いながら実行されていることを十分に理解することができた。最終処分場の候補地選定を先送りせず、早期に決定することが必要だと感じるとともに、最終処分に携わる関係機関への協力は惜しまずに進めたいと思う。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • ガラス固化体40,000本を安定的な地層や地質が期待される地域に埋設されると聞いただけで想像を絶するものだと感じた。
    • 事前の勉強会に参加し、机上で少しは高レベル放射性廃棄物の地層処分について理解したつもりだが、実際に幌延深地層研究センターを視察させて頂き、より理解・関心が深まった。
    • 放射性廃棄物という人体や生態系に多大な影響がある物質を、科学的根拠を持って安全に管理していく研究をされていることに心強く思った。多くの国民が不安に思っているからこそ、信頼を裏切らない研究を続けていただきたい。最終処分場完成までの期間・金額には驚いた。
    • 高レベル放射性廃棄物の最終処分は喫緊の課題であることを再認識し、その中で最も現実的な処分方法が地層処分であると理解した。但し国によってその方法や基準が異なっていることに不安を感じた。
    • 結晶質岩層と堆積岩層との違いによる影響の研究をはじめ、「地上からの調査研究」「地下施設での調査研究」など視察し説明を受けることで、緻密な研究がなされていると強く感じられた。
    • 実際に地下に降りて、研究現場を見学できたことは貴重な体験だった。実際に地層処分するには長い年月の間、地下に埋めておかなければならず、その間水流や地盤変動に耐えうる構造を期限内で研究することは大変だと感じた。
    • 研究だけの施設に膨大な時間と予算を割くことは無駄ではないが、違和感がある。最終処分地が決まり処分が完了するまでに100年かかるとすれば、それまで高レベル放射性廃棄物をどこに保管するのか、安全性はどうかなど、不安が大きくなった。