活動レポート

みえ防災コーディネーター 津ブロック(三重県) 

見学会の様子
  • 活動内容
    • 瑞浪超深地層研究所見学会
  • 実施日
    • 2019年7月27日(土)
  • 参加者
    • 22名
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  • 団体の設立経緯・概要
      三重県が平成16年より地域の防災力向上に貢献する人材を育成する目的で、「防災コーディネーター養成講座」を主催し、みえ防災コーディネーターとして認定。津地域の講座修了生で平成20年7月に津ブロックを設立。津地域の自治会、社会福祉協議会、学校、各種団体に防災・減災の啓発活動を行う。
  • 企画者の感想
    • 研究施設の方から直接話が聞けて、地下300mの研究坑道を見学し、地層処分に関して理解できた。参加者からは、施設見学は概ね満足という意見だった。地層処分の必要性はあるが、安全性・地層処分を進めることについては意見が分かれた。
      立坑掘削機、研究坑道、地下水の処理場等を実際に見られたことは、活動目的である地層処分の理解につながった。個人的には、もう少し研究成果の内容の資料提示や掘削時の困ったことや、地層処分の安全性についても話をしてほしかった。ガラス固化体の人工バリアや天然バリアの実物大の模型を置き、視覚で訴えるものもあればよかった。研究施設の見学者が増えれば地層処分の理解にもつながると思った。
      今後の課題は、まず、国民に知っていただくことです。理解し安全面で問題がなければ、処分地も決まるかも知れません。現在、六ヶ所村に高レベルの放射性廃棄物があり、その処分地が必要なことを、国や電力会社がひとりでも多く知らせるべきです。電気のごみについて考えるきっかけになればと考えています。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 深地層処分の方法を具体的に説明され、この事を広く知ってもらう事が重要だと思う。
    • 地下がどんなところか知りたかったので参加。掘削機械やエレベーター機器、空気を送る為の通風孔等、実物を見られたのはよかった。
    • 地層研究所について理解が出来た。
    • 啓発を積極的に行い、広く国民に浸透させなければ進まない。
    • 原子力発電をする時から分かっていたのなら、廃棄物処分地も決めてから原子力発電をすべきだった。同時進行し最終処分地を決定してから稼働していればよかった。原子力発電の電気を使用した私達自身に責任転嫁させられているように感じる。
    • 数万年のスパンは想像できない。地球がどうなっているか、人類はどうなっているかの思いの方が大きい。
    • 長い時間を要して処理しなければならない問題であるにもかかわらず、安易にコスト優先の社会で核を活用していることは、次の世代に申し訳ないことだと思う。
    • 今まで出した廃棄物は地層処分しなければいけないが、地層処分しなくてよい社会を望む。