活動レポート

東海・北陸・近畿地区における高専教職員の地層処分事業
勉強会(岐阜県) 

勉強会の様子
  • 活動内容
    • 勉強会
  • 実施日
    • 2019年7月10日(水)
  • 参加者
    • 15名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 高等専門学校は専門知識を中学校卒業後から学習し、工業における技術者を育成するために設立された高等教育機関である。所属する学生は毎年多くの学生が電力会社や一般企業などへの就職を行っている。しかしながら、原子力を専門としている教職員はかなり限られており、教える側も原子力に関連する基礎知識を学ぶ機会を作るために、この度団体を設立。本団体は東海・北陸・近畿地区にある8高専の教職員を参加対象としており、様々な高専・学科からの教職員で構成している。
  • 企画者の感想
      遠方の教諭は、高専が持つTV会議システムを利用した。今回の活動は事前勉強会であり、参加者は概ね新たな知識の習得ができていたため、当初の目的は達成できている。今後は参加者が見学時に活発な知識習得をして、原子力、地層処分に関して自身の考えを発信出来る人材になれることを期待する。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 無知であったため、地層処分や高レベル放射性廃棄物について知るきっかけとなりよかった。
    • 今まで知識のなかった地層処分について分かりやすい説明だった。
    • 高レベル放射性廃棄物に対する地層処分が現在として考えられる選択の1つである事は理解できた。但し時間軸が長い為、必要な条件を全て考慮しているのか不安を感じる。
    • 全く知らない内容だったが、高レベル放射性廃棄物がどのようなものか知れて良かった。電気を使う身として、知っておきたい内容だった。
    • 地層処分における技術や、現状における問題点、未来構想がよくわかった。日常生活では知りえないことを知れてよかった。
    • 人の営み(一生)に比べガラス固化体の線量の低下にかかる時間など、時間軸が違いすぎてピンとこない。日本に本当に安全に地層処分ができる場所があるか疑問。
    • 処分場について調査開始~建設完了~操業まで100年程度かかるとのことだが、意思決定をする人と実際に影響を受ける人に差があることが気になった。
    • テレビの範囲の知識しかこれまではなかったが、今日の講演で隙間を少しうめることができ、見学に更なる興味がわいた。
    • 廃棄物の処理が長い年月や手間がかかるということが分かった。一生分の電力を発電するための資源が少なくてすむという点から原子力は、日本の発電方法の一つとして、必要なものであると改めて感じた。
    • 地層処分になる前、つまり高レベル放射性廃棄物が出ないような技術の研究はないのか。それができないのなら原子力発電に代わるエネルギーに変えていくべきと考える。
    • 現状では地層処分が一番良い方法かもしれないが、負の財産を何千年~何万年間放置することはしかたがない事なのだろうかと疑問に思う。
    • 高レベル放射性廃棄物の処分は、必ず行わなければならないことであるし、最善を尽くして研究もしてくださっていると思うけれど、どこに施設を造るかということになると、いろいろな人の気持ちが関わるので、スムーズにいかないことばかりだろうと思う。