活動レポート

慶應技術士会(東京都) 

見学会の様子
  • 活動内容
    • 勉強会、日本原燃(株)見学会
  • 実施日
    • 2018年10月26日(金)
  • 参加者
    • 13名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 設立経緯
      • 2009年4月19日、慶應義塾大学卒業生の技術士、技術士補をメンバーとし、技術士業務の普及、促進、会員相互の啓発と促進、慶應義塾大学との連携を目的に設立
    • 主な活動
      • 定例会:年次総会・報告会(年1回)、幹事会(隔月)
      • 研修会・勉強会:地層処分勉強会(幌延、六ヶ所など)
      • 学生対象の活動:大学での特別講義、学生との対話会
      • 一般社会に向けた活動:サイエンスアゴラ、渋谷区八ラボへ参画(小学生向け工作実習)
  • 企画者の感想
    • 成果
      • 企画は慶應技術士会が行ったが、同会から青年技術士交流委員会に呼びかけた結果、多様な分野、複数地域で活動している技術士に参加していただけた。今後の地層処分理解活動の対象者拡大につなげるきっかけになれば幸いである。
      • 各参加者の成果を所属する企業や機関での社員の教育で紹介するなど、今後の活動のインセンティブともなったようであり、参加者自身にとっても参加した成果があったものと推察する。
    • 課題
      • 参加者は30代、40代で、それぞれの企業、機関の第一線で活動している。有給休暇の制約から見学と勉強会を1日でこなしたため、時間に余裕が少なく駆け足となった。このような場合、勉強会の時間を十分に取るためには、事前にメール交換による方式などを組み合わせることも有効なのではないだろうか。次年度の課題としたい。
      • 異分野の方達にとって、一回だけの施設見学や勉強会で原子力、核燃料サイクル、地層処分を自分たちのこととして考えられるようになるのは難しかろう。魅力のあるイベントするとともに、複数回の参加を奨励することも必要と考える。
      • とりわけ処分地の選定について地域の理解を得るには対象者を拡げる一方、繰り返し参加することにより、理解を深めてもらうことができる。この結果、活動が地に足がついものとなろう。
    • 所感・その他
      • 徹底した安全性向上対策の実施を柱としたリスク管理は強い印象を与えた。参加者の仕事のうえでも参考にできるものがあったようである。
      • 今回の参加者の多くは、このような機会を初めて知った由である。参加していただいた大学教員からは学生の見学会・勉強会として活用出来そうなので検討したいとの意向を伺った。
  • 情報発信
    • 慶應技術士会ホームページに見学会・勉強会の報告掲載
    • 年技術士交流会ブログサイトに見学会・勉強会の報告掲載
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 以前参考書や雑誌でしか見たことがない処理施設を実際に見られて良かった。特に設備の大きさに圧倒された。一人の人間の力は小さいが集団になることで、技術力で畑と野原だった土地に超巨大な物をつくることに感動した。
    • エネルギー問題について考える良い機会を頂き感謝。安全性の対策がとても充実していること、警備も厳しいことを体験できたことは印象的であった。
    • 大変分かりやすく、説明をして下さり勉強になった。実際の物を見ることとそこで働かれている方々を拝見することで原子力発電が日本にとっていかに重要なものであるか肌で感じることができた。
    • 日本原燃の施設見学は初めてであったが、高レベル放射性廃棄物の処理の現状を知ることができ、大変有意義であった。
    • 日々の業務ではたずさわらないジャンルの内容であったため知見を広めるために非常に有益であった。
    • 地層処分や再処理について、おおまかなイメージしかもっていなかったが今回の参加で実際に施設を見学することにより、規模の大きさやスケールが実感できた。
    • 高レベルと低レベルの違いがよく分かった。アテンドの方の説明がとても分かりやすかった。
    • 貴重な機会をご提供頂き、参加して良かった。ありがとうございました。
    • 原子燃料のサイクルや放射性廃棄物貯蔵管理について見学できてよかった。
    • 想像以上にスケールが大きかった。