三重大学教育学部技術・ものづくり教育講座電気工学
研究室(三重県)
見学会当日の様子
- 団体の設立経緯・概要
三重大学教育学部技術・ものづくり教育コースは、中学校技術・家庭科技術分野の教員養成を中心とし,加えてものづくりの得意な小学校教員,及び高校の工業を担当する教員の養成コースである。技術・ものづくり教育講座電気工学研究室はそうした学生のうち,電気を中心とするエネルギー・環境・知財に関する研究を卒業研究として選ぶ学生を受け入れる研究室である。学生の配属は学部2年生からである。
- 企画者の感想
- 教員を目指す学生に対し,エネルギー・環境問題については日頃から授業,見学等を通じて学ぶ機会を提供しているところであるが,必然的に座学あるいは近くの施設の見学に限られている。今回,青森という遠方に再処理施設を中心とする勉強会と施設見学の機会を得たことは大変有意義なものとなった。併せて石油備蓄基地を見学することで日本のエネルギー事情を考える機会を,また環境科学技術研究所で放射線の影響等の最新の研究状況を説明いただく機会を得たのは,相乗効果も期待できるものとなった。
一方で,原子力発電そのものや高レベル放射性廃棄物の深地層廃棄処分も一般には馴染みが薄いものであるので理解に時間を要するのに対し,さらに再処理施設というのは,その必要性,方法,運用に向けての課題を教員養成系学部の学生に理解させるにはもう少し時間をかけてのかみ砕いた説明を要すると思われる。今回の見学のフォローと来年度に予定している深地層研究センターの見学に向けての準備を並行して進める予定である。
- 情報発信活動
- 暫定版の活動紹介を学内のHPに作成。1月以降も、適宜活動の内容を追加していく予定。(HPはこちら)
掲載したHPの一部
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- PRセンターで簡易的な模型で説明があったあとに、本物の貯蔵する場所に行けてとてもわかりやすかった。
- 高レベル放射性廃棄物の処分について興味をもつきっかけとなった。
- 施設を見学することができてよりよく理解することができた。
- 高レベル放射性廃棄物の処分の必要を感じたが、どこに処分するかなどのこれからの検討が重要になってくると考えた。
- 警備が厳重で驚いた。
- 地層処分が思っていたより安全なものに感じられた。
- 現場に来て見聞きするのは非常に良いと感じた。