スマートエネルギー福井会(福井県)
勉強会の様子
- 団体の設立経緯・概要
原発立地県として、広く活動を啓蒙して、意見集約を行うことを目的に設立しました。
見学会後の講演会、ワークショップ開催で、参加者の意見を聞き、原発再稼動や地層処分の必要性を考えたいと思います。
- 企画者の感想
- 本年度の計画として、10月に六ヶ所村見学会を計画しており、その事前勉強会という位置づけで専門家の講師を招いて勉強会を開催しました。参加者は主催者の関係先にチラシの郵送や個別に連絡を取って募集した他、主催者のフェイスブックアカウントにて広く一般参加者の募集も行いました。
結果として、今回の福井での勉強会・講演会は例年にない盛り上がりを見せました。参加者の多くがこれほどアグレッシブに声を上げた勉強会は無かったと思います。最近“もの言う高齢者”の参加が多く、厳しい意見もあったかと思います。
参加者からの声は「落ち着いて討論できた」「講演内容は分かりやすかった」「講師の先生の熱意が伝わった」と好評でした。
参加者数も15名と多く、予想では10名ぐらいと思っていましたが、市民活動の第2次活動期に入ったように思えます。原発の地に生まれ育った人たちが声を上げ始めました。この事業への理解が進み、広範囲での意見交換会や交流会の開催を望む会員がいました。NUMOの地層処分に対する考え方も知りたいとの声も聞こえました。私個人としては参加者から「このような勉強会を継続して欲しい」との意見を聞き、市民レベルでの意見交換会は地層処分の理解を深める良い方法と考えています。今回は今までにない成功した勉強会だと感じています。
NUMOの方々に要望することはこのような事業をよりオープンにして欲しいと思っています。他県からの見学会参加も受け入れること。また、例えば北陸三県での開催、他団体との見学会などです。地層処分につい勉強したい人たちに機会をあげて欲しい。
全国の原発関連の市民団体のネットワークから聞こえる声は、見学会や勉強会を通じて、いろいろな意見をくみ上げる横の繋がりが必要。私は年3回ぐらいの見学会を実施した団体との全国的な意見交換会開催をお願いしたいと思います。そして、効果的に国民の声を集約して、政策に反映するシステムを作ることが重要だと考えます。
これからの意見交換会・勉強会・見学会のあり方が、参加者要望に応えるものであって欲しい。
- 参加者の感想(アンケートから抜粋)
- 福井で学べる機会には出席しようと心がけています。
- 地層処分について多少なりとも理解が深まりました。
- 言葉だけしか知らなかったが、処分地を決めるためにいろいろな対策がなされていることを初めて知りました。大変勉強になりました。
- 目的や経緯から説明されて、本会の開催理由が明確となりました。
- 今まで何となく問題であるとしか思っていなかったが、現状の様子が理解でき、良かったと思います。
- 主催者からの呼びかけで、都合がついたので、長年、この会議に参加しています。
- 原発ゴミは何とかしなくてはいけないものだと思います。
- 講師の講演は大変わかりやすく理解できました。欧州に比べまだ遅れている感がありました。国民が学ぼうとする姿勢も必要。無関心な人が多いのではないかと思います。
- 全て例をあげての説明がわかりやすかったです。