活動レポート

学術フォーラム・多価値化の世紀と原子力(東京都) 
  • 見学会・勉強会と意見交換会(対話)
  • 実施日
    • 2017年12月23日(土)
        見学会(瑞浪超深地層研究所)
    • 2017年12月24日(日)
        意見交換(愛知県名古屋市)
  • 参加者
    • 25人
  • 実施目的
      本会は2001年に設立。一般市民、学生・生徒へのアウトリーチや世界の原子力関係者との連携を目的とする。学生を中心に先入観に捕われず自由に意見を交換する対話の『場』を創出する。
  • 実施内容  
    • 青森県、東京都、新潟県、愛知県、島根県の6校から学生13名及び関係者が参加した。
      1日目にJAEA瑞浪超深地層研究所の見学及び、地層処分・高レベル放射性廃棄物についての勉強会を実施、
      2日目は学生を中心に、見学や勉強会から学んだ内容から地層処分等について対話をしてもらう。
  • 活動の成果
    • 中高生が内発的、自制的かつ自省的に他者の内面に触れながら意見交換、つまり対話ができることが改めて認められた。そういう彼ら自身の自己発見があったこと。また取り巻く大人もその事実を共有できたこと。
  • 参加者のこえ
    • 地下坑道の見学を通じてワクワクするものを感じた。地下の水、坑道壁の様子、臭い、温度などを体感して自分たちのこととして考えるきっかけができた。
    • 核のゴミは、今、原子力発電で恩恵を受けている自分たちの世代だけでは解決できません。この後、何世代にも後の人にまで迷惑をかけてしまいます。なのに、恩恵を受けている自分たちは核のゴミについて知らいない人ばかりです。これではダメだと感じました。
    • 今後の国を背負う若い世代が責任を持ち、強い関心と正しい知識のもと国を二分する議論の先頭に立ち、多くの人々の合意のもと正しい決断、判断がされることが日本にとって良い方向に進む道であり、責任を果たすことにつながります。議論の中で、地層処分が妥当との判断が出るかもしれませんが、他の得策が見つかるかもしれせん。まずは、多様な意見をテーブルにのせ、今後国を背負う若い世代が先頭になって、議論を進めていくことを望みます。