エネルギー・地層処分について考える市民の会(東京都)
見学会・意見交換会
実施日
2017年11月16日(水)
意見交換(北海道幌延町)
見学会(幌延深地層研究センター)
参加者
6人
実施目的
本会は、福島事故後、低線量被ばくに関する知識を得たいという市民に対する情報提供活動をきっかけとして、エネルギー・環境問題に関心のあるメンバーが集まり、結成された。
国民1人ひとりが考えるべきこの問題について、見学会等を通じてしっかりと勉強し、周りの人たちにも伝えていきたい。
実施内容
幌延町の住民と意見交換を実施し、その後幌延深地層研究センターを見学した。
事前に町や研究所誘致についての経緯を学ぶ勉強会を実施したことによって、幅広い意見交換が出来た。
活動の成果
【意見交換会】
今回の意見交換会について、参加者の満足度は非常に高い。地域の方と直接お会いして交流することは、その地域そのものや、地域の産業を理解する上で、非常に重要だろう。
【幌延深地層研究センター見学】
見学会実施後のアンケートによると、参加者の見学会に対する満足度は高い。説明が丁寧で分かりやすかったこと、ベントナイトの実験で実際に性質を見ることができたことが、特に良かった点として挙げられている。地層処分については十分に理解できたとの意見があると同時に、地層処分以外の方法は本当にないのだろうか、との意見も寄せられている。
参加者のこえ
【意見交換会】
事前に経緯をある程度学んでいたので、深くインタビューすることができて良かった。
幌延町と市民がしっかりと信頼関係を築けていることが分かった。
同じように過疎化していく町が多い中で、原子力に関わっていく選択をした町とそうでない町にどんな差があるのかは分からなかった。
【幌延深地層研究センター見学】
実スケールの廃棄物模型は分かりやすかった。
ベントナイトの実験は、ベントナイトの性質がよく分かって良かった。
地層処分以外の方法は、本当にないのだろうか。
想像以上に様々な研究が行われていたことが分かった。かなり厳重に安全対策がなされていた。
「なぜ? どうして?」→「このことはこういうことです」と丁寧にパネルにも記入され、説明もあり、ベントナイトの説明も実験を含め対応されて、とてもよかった。
専門家や担当の方が、私たちが理解しやすいように話し方を工夫されていたのが良かった。