放射線教育とエネルギー問題について考える会(北海道)
実施日
2017年10月3日(月)
参加者
8人
実施目的
当会の会員は教員を目指している学生からなり、教員として知識を発信する際に、正しい知識を保有している必要があるため、施設見学や勉強会を通して、正しい知識を獲得し、生きた知識を得て、将来の教育活動に活かしたい。
実施内容
NUMO職員による高レベル放射性廃棄物や地層処分に関する勉強会を行った。
活動の成果
今回の勉強会は平成29年10月半ばに予定している幌延深地層研究センター見学の事前勉強会という位置付けであった。
地層処分事業の説明だけでなく、NUMOの取り組みや、諸外国の取り組みなど、幌延以外の話も聞くことができた。
原子力発電を継続していくにあたって放射性廃棄物の問題は避けられないものである。科学的特性マップも公開され、地層処分がより身近な問題になった今日、地層処分について関心を広めていくことが必要である。初めて地層処分に触れた参加者もいたので、地層処分を広めるという意味では一定の成果があったと思われる。
正しい知識を広めることの重要性と一人ひとりが持つべき当事者意識について考えが深まった事により、我々が取り組んでいる活動が如何に次世代の人たちにとって強い意義を持つかが明確になったため、我々のモチベーション向上に繋がった。
放射性廃棄物はすでに大量に存在し、これからも発生していく。エネルギーを消費する我々にとってこの処分問題は他人ごとではないので、一人ひとりが問題意識を持てるようになってほしい。
参加者のこえ
理解を得ること、信頼を得ることの困難さが伝わってきた。
地層処分について様々な事実をもとに検討できてよかった。
何が問題となっているのか明確になった。
安全は科学的に検査したり、講演を開いたりすることで広められると思う。
映像があってわかりやすかった。
否定的な部分を聞きたかった。
聞きなれない「地層処分」について、NUMOの取り組みについて知ることができた。
地層処分についての安全性や地層処分に至るまでの経緯は理解することができたが、そもそも原子力発電について理解できている参加者が少なかった。